のう‐にん【農人】
農業を営む人。農民。のうじん。
のう‐にんぎょう【農人形】
茨城県水戸市で作られる素焼きの人形。江戸末期、水戸藩主の徳川斉昭(とくがわなりあき)が農民と五穀に感謝し、農民の像を作って食膳に置いたことに由来する。
のう‐のう
[副](スル)心配などがなくなって、ゆったりとした気分でいるさま。「—と暮らす」「十九の厄を免れて—した」〈魯庵・社会百面相〉
のう‐のう【喃喃】
[感] 1 人に呼びかけるときにいう語。もしもし。「—我をも舟に乗せて給はり候へ」〈謡・隅田川〉 2 軽い感動を表すときにいう語。ああ。「—恐ろしい面や」〈虎清狂・鏡男〉
のう‐のうよう【脳膿瘍】
脳の実質内に細菌が感染して化膿巣を形成し、膿(うみ)がたまる病気。中耳炎・心内膜炎などの病巣から運ばれた細菌によることが多く、症状は脳腫瘍(のうしゅよう)に似る。
のう‐の‐きり【脳の霧】
判断力・思考力・集中力が低下し、ぼんやりとして、頭の中に霧がかかったように感じられる状態。医学上、厳密な定義はない。倦怠感をともなう場合がある。ブレーンフォグ。
のう‐の‐けさ【衲の袈裟】
「衲衣(のうえ)」に同じ。「暑げなる物、随身の長(をさ)の狩衣、—」〈枕・一二三〉
のうのさいせい【能の再生】
英文学者・能楽研究家の野上豊一郎による評論。昭和10年(1935)刊。
のう‐は【脳波】
脳細胞の活動によって発生する電位変化を体外に誘導し、増幅・記録したもの。てんかん・脳腫瘍(のうしゅよう)などの診断や心理活動の研究に用いられる。脳電図。EEG(electroencephalog...
のう‐はい【納杯/納盃】
酒宴の終わりに飲む杯。おさめのさかずき。転じて、酒宴の終わり。「もはや—にして下されい」〈伎・青砥稿〉