いま‐どき【今時】
1 今の時世。現代。現今。当世。「—の若い人には好まれまい」「—奇特な人がいたものだ」 2 今ごろ。今時分。「—何の電話だろう」
いみじく‐も
[副]《形容詞「いみじ」の連用形+係助詞「も」から》非常にうまく。適切に。「暑さ寒さも彼岸まで、とは—いったものだ」
いやしく‐も【苟も】
[副]《形容詞「いやし」の連用形+係助詞「も」から》 1 仮にも。かりそめにも。「—人の上に立つ者のすべきことではない」 2 もしも。万一。「—これが事実なら、早急に対処すべきだ」 3 (あとに...
いよ‐すだれ【伊予簾】
1 伊予国上浮穴(かみうけな)郡露峰(つゆのみね)産の篠竹(しのだけ)で編んだ上等のすだれ。いよす。 2 名物の古瀬戸茶入れの銘。小堀遠州の命名による。 3 名物切の名。緞子(どんす)で、細かい...
いろ‐あげ【色揚げ】
[名](スル) 1 色のあせた布や衣服などを、染めなおして美しくすること。「—の染め賃」 2 染め物や入れ墨の色の仕上げ。「これから湯殿へ行って—をするのだ」〈谷崎・刺青〉
いろ‐けし【色消し】
[名・形動] 1 風情を消すこと。興趣をそぐこと。また、そのさま。つや消し。「—なことをしたものだ」 2 レンズなどの色収差を補正すること。
いわい‐だる【祝い樽】
祝儀用の酒樽。角樽(つのだる)・指し樽など。
いわ‐ゆる【所謂】
[連体]《動詞「い(言)う」の未然形+上代の受身の助動詞「ゆ」の連体形から》世間一般に言われる。俗に言う。よく言う。「—独身貴族」「これこそ、—瓢箪(ひょうたん)から駒というものだ」
いん‐えん【夤縁】
縁故などの関係。てづる。つて。「葉子との郷里の—で庸三を頼って来たものだったが」〈秋声・仮装人物〉
殷鑑(いんかん)遠(とお)からず
《「詩経」大雅・蕩から》殷が鑑(かがみ)とすべき手本は、遠い時代に求めなくても、同じく悪政で滅んだ前代の夏(か)にある。戒めとすべき例はごく身近なところにあるものだというたとえ。