くしあかるたま‐の‐みこと【櫛明玉命】
日本神話の神。玉造部(たまつくりべ)の祖とされる。「古語拾遺」によれば、天照大神(あまてらすおおみかみ)の岩戸隠れのとき、八尺瓊曲玉(やさかにのまがたま)を作ったという。
くさめ【嚔】
1 くしゃみ。《季 冬》「つづけさまに—して威儀くづれけり/虚子」 2 くしゃみが出たときのまじないの言葉。くしゃみをすると早死にするという俗信があって、「くさめくさめ」と繰り返し言うと防げると...
クオーターバック‐スニーク【quarterback sneak】
アメリカンフットボールで、センターからのボールをクオーターバックが受け、そのままセンターの後ろからラインへもぐりこむランプレー。
く‐ぎ・る【句切る/区切る】
[動ラ五(四)] 1 言葉や文章などに、意味・内容や音節などのまとまりで切れ目をつける。句読点や段落を施す。「一言一言—・って話す」 2 ある広さをもつものを、境をつけていくつかに分ける。境界を...
くさ‐かげろう【草蜉蝣】
1 クサカゲロウ科の昆虫。翅(はね)の開張約3センチ。体は緑色、翅は透明で脈が緑色。 2 脈翅(みゃくし)目クサカゲロウ科の昆虫の総称。細い体で弱々しく、薄く大きい4枚の翅を屋根形に畳む。成虫・...
くくり【括り】
1 ひもなどでくくること。 2 複数のものを一つの範疇にまとめること。ひとまとめ。枠。「すべての事故を業務上過失とする—には無理がある」「生活習慣病という—には入らない」 3 最後のまとめ。しめ...
くさ‐の‐とざし【草の扃】
1 草が生い茂って道や入り口を閉ざすこと。「立ちとまり霧のまがきの過ぎうくは—にさはりしもせじ」〈源・若紫〉 2 簡素な住まい。わび住まい。「秋の夜の—のわびしきはあくれどあかぬものにぞありける...
くさ‐まくら【草枕】
[名]《旅先で、草で仮に編んだ枕の意から》旅寝すること。旅先でのわびしい宿り。くさのまくら。「衣うつ音を聞くにぞ知られぬる里遠からぬ—とは」〈千載・秋下〉
[枕] 1 「旅」「旅寝」および同...
くさば‐の‐つゆ【草葉の露】
草の葉に置く露がすぐ消えるところから、人の命などのはかないことのたとえ。「わが思ふ人は—なれやかくれば袖のまづそほつらむ」〈拾遺・恋二〉
くさのみち【草の道】
石牟礼道子による紀行文。歴史小説「春の城」に先立ち、島原で行った取材旅行にまつわる随筆。平成3年(1991)から平成9年(1997)にかけて「熊本日日新聞」に連載。→煤の中のマリア