のり‐くち【乗り口】
馬の引き方で、鐙(あぶみ)の所に下がって差縄(さしなわ)を取って引くこと。「あるは—にひかせ、あるは諸口(もろくち)にひかせ」〈平家・九〉
のり‐くみ【乗(り)組み】
乗り組むこと。また、その人々。「仏蘭西の汽船にして、—の客人(たびびと)も尟(すくな)からず」〈逍遥・内地雑居未来之夢〉
のりくみ‐いん【乗組員】
船舶・航空機などに乗り込んで、運航・操業などの仕事にたずさわる人。
のり‐く・む【乗(り)組む】
[動マ五(四)]共に一つの乗り物に乗る。乗り合う。また、業務上の一員として、船舶・航空機などに乗る。「捕鯨船に—・む」
のり‐くら【乗り鞍】
乗馬用の鞍。
のりくら【乗鞍】
「乗鞍岳」の略。
のりくら‐かざんたい【乗鞍火山帯】
飛騨(ひだ)山脈に沿い、立山・焼岳(やけだけ)・乗鞍岳・御嶽山(おんたけさん)などの連なる火山帯。御岳火山帯。
のりくら‐こうげん【乗鞍高原】
長野県松本市西部にある高原。乗鞍岳東麓に広がる火山泥流による溶岩台地。標高1200〜1500メートル。キャンプ場・スキー場などのほか、カラマツ・シラカバに囲まれた休暇村がある。
のりくら‐だけ【乗鞍岳】
岐阜・長野両県にまたがる飛騨山脈南部の火山。標高3026メートルの剣(けん)ヶ峰を最高峰に、摩利支天岳・富士見岳・恵比須岳などからなる。コロナ観測所・宇宙線研究所などがある。