は‐かい【破戒】
戒律を破ること。受戒者が戒法にそむく行為をすること。⇔持戒。
はかい【破戒】
島崎藤村の小説。明治39年(1906)刊。被差別部落出身の小学校教師、瀬川丑松が、周囲の因習と戦い、父の戒めを破って自己の素性を告白するまでの苦悩を描く。日本自然主義文学の先駆。
は‐かい【破潰】
[名](スル)やぶれくずれること。また、やぶりくずすこと。「封建制度を—するものなり」〈田口・日本開化小史〉
は‐かい【破壊】
[名](スル)建造物・器物・秩序・組織などをこわすこと。また、それらがこわれること。「堤防を—する」「環境—」
はかい‐おうりょく【破壊応力】
物体が外力により破壊されずにもちこたえる限界の最大応力。極限強さ。
はかいかつどう‐ぼうしほう【破壊活動防止法】
暴力主義的破壊活動を行う団体に対する規制措置を定めるほか、暴力主義的破壊活動に関する刑罰規定を補い、公共の安全を確保することを目的とする法律。昭和27年(1952)施行。破防法。
はかいさいばん【破戒裁判】
高木彬光の長編推理小説。昭和36年(1961)刊行。弁護士の百谷(ひゃくたに)泉一郎が活躍する法廷ミステリー。
はか‐いし【墓石】
墓のしるしに建てた石。死者の戒名・姓名・没年を刻むことが多い。ぼせき。
はかい‐しけん【破壊試験】
工業材料に外力を加えて、破断や亀裂(きれつ)の発生・成長を観察・計測し、その強度を調べる試験。
はかい‐しょうか【破壊消火】
⇒破壊消防