はしり‐ぎ【走り木】
押し寄せてくる敵をなぎ倒すため、高い所から木を転がすこと。また、その木。
はしり‐くさ【走り瘡】
丹毒のこと。〈日葡〉
はしり‐くら【走り競】
「走り競(くら)べ」に同じ。
はしり‐くらべ【走り競べ】
一緒に走って速さを競うこと。かけっこ。かけくらべ。はしりくら。
はしり‐こぎり【走り競】
「走り競(くら)べ」に同じ。「かくれんぼ、—」〈浄・用明天王〉
はしり‐こくら【走り競】
《「はしりごくら」「はしりこぐら」とも》「走り競(くら)べ」に同じ。「今一勝負と申してござれば、—を致さうと申しまするが」〈虎寛狂・伯養〉
はしり‐こ・む【走り込む】
[動マ五(四)] 1 走って中に入る。駆け込む。「発車間際に—・む」 2 練習で十分に走っておく。「—・んでスタミナをつける」
はしり‐さ・る【走り去る】
[動ラ五(四)]走ってその場から離れる。乗り物などが急激に遠ざかることにもいう。「野ウサギが—・る」「猛スピードで列車が—・る」
はしり‐しゅう【走衆】
1 鎌倉・室町時代、将軍外出のとき、徒歩で前駆を勤め、警固に当たった者。徒(かち)の者。 2 江戸時代、徒組(かちぐみ)の組衆。
はしり‐す・ぎる【走り過ぎる】
[動ガ上一][文]はしりす・ぐ[ガ上二] 1 走って通過する。「走者が目の前を—・ぎる」 2 気を早くまわしすぎる。先走る。「某が思案があるといふに、—・ぎた」〈伎・仏の原〉