はしり‐かか・る【走り掛かる】
[動ラ四] 1 勢いよく走りよってかかる。飛びかかる。「しれ者は—・りたれば」〈枕・九〉 2 勢いよく流れてかかる。「その石の上に—・る水は」〈伊勢・八七〉
はしり‐か・く【走り書く】
[動カ四]すらすらと書きながす。「真字(まんな)を—・きて」〈源・帚木〉
はしり‐がき【走り書(き)】
[名](スル)筆を走らせて急いで書くこと。また、その書いたもの。「—のメモを残す」
はしり‐ぎ【走り木】
押し寄せてくる敵をなぎ倒すため、高い所から木を転がすこと。また、その木。
はしり‐くさ【走り瘡】
丹毒のこと。〈日葡〉
はしり‐くら【走り競】
「走り競(くら)べ」に同じ。
はしり‐くらべ【走り競べ】
一緒に走って速さを競うこと。かけっこ。かけくらべ。はしりくら。
はしり‐こぎり【走り競】
「走り競(くら)べ」に同じ。「かくれんぼ、—」〈浄・用明天王〉
はしり‐こくら【走り競】
《「はしりごくら」「はしりこぐら」とも》「走り競(くら)べ」に同じ。「今一勝負と申してござれば、—を致さうと申しまするが」〈虎寛狂・伯養〉
はしり‐こ・む【走り込む】
[動マ五(四)] 1 走って中に入る。駆け込む。「発車間際に—・む」 2 練習で十分に走っておく。「—・んでスタミナをつける」