めざまし‐ぐさ【目覚まし草】
1 目を覚まさせるもの。「暁(あかとき)の—とこれをだに見つついまして我を偲(しの)はせ」〈万・三〇六一〉 2 タバコのこと。「一服ついでくゆらする—は」〈浄・五枚羽子板〉 3 茶の異称。「我が...
め‐なが【目長/目永】
[名・形動ナリ]長い目で見ること。また、そのさま。「万事不調法者でござるに依って御—に遣はせられて下されい」〈虎寛狂・縄綯〉
め‐ろう【女郎】
1 女をののしっていう語。「うぬおれを馬鹿にするな。此—」〈逍遥・当世書生気質〉 2 女の子。少女。「—などにすくはせ」〈宗長手記〉
もじ‐かわ
[副]《「かわ」は落ち着きのない意を表す接尾語》「もじもじ」に同じ。「面目もなき仕合はせと、—すれば」〈浄・矢口渡〉
もて‐つ・く【もて付く】
[動カ下二] 1 身に備える。「わが—・けたるをつつみなく言ひたるは」〈枕・一九五〉 2 気にかけてとりつくろう。装う。「装束、有様よりはじめて、目やすく—・けて」〈源・初音〉 3 欠けていると...
もの‐うたがい【物疑ひ】
疑って嫉妬(しっと)すること。「かくわりなき—はせよ」〈源・帚木〉
もの‐と・う【物問ふ】
[動ハ四]うらなう。「おびただしき物のさとしどもあれば、—・はせ給ふに」〈狭衣・二〉
もののふ‐の【武士の】
[枕] 1 文武の官が属する氏は数が多いところから、「八十(やそ)」およびその複合語に、また「い(五十)」と同音を含む地名「岩瀬(いわせ)」にかかる。「—八十宇治川(やそうぢがは)の網代木(あじ...
もや‐くや
[副](スル) 1 むしゃくしゃするさま。「さまざまの妄想が、狭い胸の中で、— —煮えくり返る」〈左千夫・隣の嫁〉 2 ごたごたするさま。「何か—する中へ、ちょっとお邪魔と出かけたが」〈伎・御...
もや‐もや
[副](スル) 1 煙や湯気などが立ちこめるさま。「湯気で—(と)している浴室」 2 実体や原因などがはっきりしないさま。「—(と)した記憶」 3 心にわだかまりがあって、さっぱりしないさま。...