うつし‐びと【現し人】
1 (死者に対して)この世に生きている人。「—にてだに、むくつけかりし人の御けはひの」〈源・若菜下〉 2 (出家に対して)在俗の人。俗人。「—にては世におはせむも、うたてこそあらめ」〈源・手習〉
腕(うで)を引(ひ)・く
侠客(きょうかく)などが、誓いのしるしに腕を刃物で切って血を出す。「お坊吉三、お嬢吉三と顔見合はせ…二人とも我が—・く」〈伎・三人吉三〉
うべ【宇部】
山口県南西部、周防灘(すおうなだ)に面する市。沖ノ山炭鉱をもとに工業が発達、閉山後はセメント・化学・機械工業が盛ん。人口17.4万(2010)。
うら‐かた【占形/占方】
1 太占(ふとまに)や亀卜(きぼく)に現れた縦横の割れ目の形。占いの結果。「この—持って、泰親がもとへ行け」〈平家・四〉 2 (占方)占いをすること。また、する人。「泰成、—に引き合はせ申すやう...
うんか【浮塵子/白蝋虫】
半翅(はんし)目ウンカ科の昆虫の総称。形はセミに似る。繁殖力が強く、稲などの茎や葉から液を吸って枯死させる害虫。ヒメトビウンカ・トビイロウンカ・セジロウンカなど種類は非常に多い。名は、雲霞(うん...
エアリエル【Ariel】
天王星の第1衛星。1851年に発見。名の由来はシェークスピアの「テンペスト」に登場する精霊。広範囲に刻まれた深い峡谷が見られる。直径は約1160キロ(地球の約0.09倍)。平均表面温度はセ氏マイ...
エウロパ【Europa】
木星の第2衛星で、すべての衛星のうち6番目に木星に近い軌道を回る。1610年にガリレオ=ガリレイが発見。名はギリシャ神話のエウロペに由来。表面は厚い氷に覆われるが、その下に液体の海があり、生命が...
えきたい‐すいそ【液体水素】
液化した水素。沸点はセ氏零下252.7度。比重0.071で、無色。ロケット燃料として利用されるほか、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を全く排出しないため、再生可能エネルギーとしての研究開発が進め...
えきたい‐ちっそ【液体窒素】
液化した窒素。液体空気から分留して得られる。沸点はセ氏零下約196度。有機物が入っても爆発しないので、寒剤として広く使用。液化窒素。
えさ‐まさ
[感]力仕事をするときの掛け声。「声を合はせて、—と引き上げ騒ぐ」〈栄花・疑ひ〉