いま‐さら【今更】
[副] 1 もっと早ければともかく、今となっては遅すぎる、という意を表す。今ごろになって。「—何を言っているんだ」 2 今新しく。今改めて。「—注意するまでもない」 3 初めて。「—の人などの...
いと‐も
[副]《副詞「いと」+係助詞「も」から》 1 程度のはなはだしいさま。非常に。きわめて。「—たやすいことだ」 2 (あとに打消しの語を伴って用いる)あまり。それほど。「—知らぬ道の物語したる、か...
い‐や【弥】
[副]《程度がはなはだしいさまを表す副詞「や」に接頭語「い」の付いたもの》 1 いよいよ。ますます。「明治の御代も—栄えて」〈独歩・あの時分〉 「去年(こぞ)見てし秋の月夜(つくよ)は渡れども相...
いとう【甚う】
[副]《副詞「いたく」の音変化》 1 はなはだしく。ひどく。「物—言ひたる」〈枕・二八〉 2 (あとに打消しの語を伴って)それほど。たいして。「あいなければ—嘆かしげにも言ひなさず」〈源・若紫〉
いや‐に
[副]《形容動詞「いや(嫌)だ」の連用形から》 1 状態が異常であるさま。妙に。変に。「何だか—静かな晩だ」 2 程度がはなはだしいさま。非常に。ひどく。「この本は—難しい」
いとど
[副]《副詞「いと」の重なった「いといと」の音変化という》 1 程度が以前よりもはなはだしいさま。いっそう。いよいよ。「夕されば—干(ひ)がたきわが袖に秋の露さへ置き添はりつつ」〈古今・恋一〉 ...
いっか・い
[形]《近世語。「いか(厳)い」の促音添加》 1 大きい。「この袴の下には鬼が住んで、—・い口でかみつきます」〈浄・五枚羽子板〉 2 はなはだしい。また、多い。たくさん。「母の胎内にある時より、...
いや‐ま・す【弥増す】
[動サ五(四)]いよいよ多くなる。ますますはなはだしくなる。いやまさる。「寂しさが—・す」「暑さが—・す」
いたく【甚く】
[副]《形容詞「いたし」の連用形から》 1 程度のはなはだしいさま。非常に。ひどく。「—感動する」 2 (あとに打消しの語を伴って)それほどには。たいして。「わがため面目あるやうに言はれぬる虚言...
いた・い【痛い/甚い】
[形][文]いた・し[ク] 1 肉体に痛みや苦しみを感じるさま。「歯が—・い」「つねられて—・い」 2 心に苦痛を感じるさま。精神的につらい。「欠損続きで頭が—・い」 3 弱点を攻撃されたり打撃...