はつ‐しお【初潮/初汐】
1 製塩のためにその年初めてくむ潮水(しおみず)。 2 潮の満ちるときに最初にさしてくる潮。 3 陰暦8月15日の大潮。葉月潮。《季 秋》「—や鳴門(なると)の浪の飛脚舟/凡兆」
はつ‐しぐれ【初時雨】
その年初めて降る時雨。《季 冬》「—猿も小蓑(こみの)をほしげなり/芭蕉」
はつ‐しごと【初仕事】
1 新年になって、その年に初めてする仕事。仕事始め。《季 新年》 2 新しい職場で初めて行う仕事。
はつ‐しばい【初芝居】
正月の芝居興行。初春狂言。春芝居。《季 新年》
はつ‐しま【初島】
静岡県熱海市に属する島。網代港の東の沖合にある。近世以降、戸数を41戸に保ち、共同体として運営。観光地。 [補説]もと「はしま」と読み、「端島」とも書いた。
はつ‐しも【初霜】
その年の秋から冬にかけて最初に降りる霜。《季 冬》「—やわづらふ鶴(つる)を遠く見る/蕪村」
はつしも‐づき【初霜月】
陰暦10月の異称。
はつ‐じょう【発情】
[名](スル)成熟した動物、主に哺乳類が交尾可能な状態にあること。人間以外では繁殖期に限られ、性ホルモンにより誘発されるが、人間では大脳皮質に大きく左右される。「—した犬」「—期」
はつ‐じょう【発条】
ばね。ぜんまい。
はつじょう‐しゅうき【発情周期】
哺乳類の雌にみられる発情状態の周期。また、発情における生理状態の周期的な変化。卵胞の成熟・排卵・黄体化の時期を繰り返す。人間では月経周期にあたる。