はつ‐じょう【発情】
[名](スル)成熟した動物、主に哺乳類が交尾可能な状態にあること。人間以外では繁殖期に限られ、性ホルモンにより誘発されるが、人間では大脳皮質に大きく左右される。「—した犬」「—期」
はつじょう‐しゅうき【発情周期】
哺乳類の雌にみられる発情状態の周期。また、発情における生理状態の周期的な変化。卵胞の成熟・排卵・黄体化の時期を繰り返す。人間では月経周期にあたる。
はつじょう‐ホルモン【発情ホルモン】
⇒エストロゲン
はつ‐じん【発軔】
1 歯止めを取り除いて車を動かすこと。旅立つこと。「あるじに明朝の—を告げたり」〈鴎外訳・即興詩人〉 2 物事を始めること。
はつ‐すがた【初姿】
1 新年の装いをした姿。 2 初めての装いをした初々しい姿。「六つや難波にこの身沈めて…十や十五の—」〈浄・阿波鳴渡〉 [補説]書名別項。→はつ姿
はつすがた【はつ姿】
小杉天外の処女小説。明治33年(1900)刊。序文は、わが国における自然主義文学論の先駆とされる。
はつ‐すずめ【初雀】
元旦のスズメ。また、その鳴き声。《季 新年》「廂(ひさし)より垂れたる松の—/風生」
はつ‐すずり【初硯】
書きぞめ。《季 新年》
はつ‐ずり【初刷(り)】
1 ⇒しょずり(初刷り) 2 新年になって初めての印刷。また、その印刷物。特に、1月1日付の新聞をいう。《季 新年》
はつせ【初瀬/泊瀬】
奈良県桜井市初瀬(はせ)の古称。[歌枕]「うかりける人を—の山おろしよ激しかれとは祈らぬものを」〈千載・恋二〉