み‐ざめ【見醒め】
長く見ているうちに趣が薄れること。次第に見劣りがすること。「ああ云う派出(はで)な着物は、…遠くから見て、—がしない」〈漱石・野分〉
ほん‐て【本手】
1 本来の腕前。持ち前の技量。 2 修業を積んだ腕前であること。また、その腕前。くろうと。「—の将棋指し」 3 囲碁・将棋などの勝負事で、その局面での本筋の手。「ここでは歩(ふ)をつくのが—だ」...
みらい
日本の海洋研究開発機構が保有する世界最大級の海洋観測船。日本初の原子力船「むつ」を前身とし、原子炉を撤去したのち、平成9年(1997)竣工。耐氷性、航行性に優れ、北極海などの極域や荒天域での観測...
みやづかえ‐どころ【宮仕へ所】
宮仕えをする所。宮中などの奉公先。「家にても—にても、会はでありなむと思ふ人の来たるに」〈枕・二八〉
見(み)て見(み)ぬ振(ふ)りを◦する
実際には見ていたのだが、見ていなかったように振る舞う。また、とがめないで見逃す。「困っている人がいるのに、—◦することはできない」
み‐と・く【見解く】
[動カ四]見て理解する。見てさとる。「かく例にもあらぬ鳥の跡のやうなればとみにも—・き給はで」〈源・夕霧〉
み‐のがし【見逃し/見遁し】
見逃すこと。「黙って—にはできない」「—の三振」
みだれ‐ごと【乱れ言/漫れ言】
いいかげんな言葉。冗談。ざれごと。「えおぼすさまなる—もうちいでさせ給はで」〈源・真木柱〉
ミシシッピ‐デルタ【Mississippi delta】
ミシシッピ川下流のテネシー・アーカンソー・ミシシッピ・ルイジアナなどの各州にまたがる地域。アメリカ南部文化の中心として、ブルースやジャズなどの音楽をはぐくんだ。地理学的にはデルタ(三角州)では...
水(みず)流(なが)れて元(もと)の海(うみ)に入(い)り月(つき)落(お)ちて天(てん)を離(はな)れず
《「甲陽軍鑑・一二」から》水は流れても元の海に入るし、月は西に落ちても空から離れない。本性を離れることはできないというたとえ。