はな‐が【花香】
1 におい。いろつや。人を引きつける美しさをいう。転じて、心ばえ。「頭(かしら)を頭と敬ひし礼義ぞ仲間の—なる」〈浄・博多小女郎〉 2 花の香気。また、茶の芳しい香気。「これ茶を一つ参らぬか、—...
鼻(はな)が胡坐(あぐら)をか・く
鼻の低くて横に広いさまをいう。「—・いた顔」
はな‐かい【花会】
《「はながい」とも》 1 職人・博徒などが知人から金を得るために回状をまわして催す会。 2 小唄・浄瑠璃・踊りなどの名広めの会。
はな‐がい【花貝】
1 マルスダレガイ科の二枚貝。浅海の砂底にすむ。貝殻は円形で、殻長約2センチ。殻表に板状の成長脈がある。房総半島以南に分布。 2 サクラガイの別名。
はな‐がい【鼻繋】
「鼻木(はなぎ)」に同じ。
はな‐がえり【花帰り】
新婦が初めて里帰りすること。
はな‐がき【花垣】
花の咲く木でつくった生け垣。
鼻(はな)が利(き)・く
1 嗅覚(きゅうかく)が敏感である。 2 敏感で物を見つけ出すことなどに巧みである。「もうけ話には—・く」
はな‐がさ【花笠】
1 造花などで美しく飾りたてた笠。祭礼や舞踊などに用いる。 2 花をつけた笠。花が降りかかった笠。「—をさしてきつれど桜人春の山べのたよりとぞ見る」〈公任集〉 3 花を笠に見立てていう語。「うぐ...
はながさ‐おんど【花笠音頭】
山形県の民謡。昭和13年(1938)ごろ、有海桃洀(とうしゅう)が櫓地搗(やぐらじつ)き歌に手を加えて作ったもの。8月5〜7日の山形市の花笠祭で歌い踊られる。