鼻(はな)に当(あ)・てる
自慢する。鼻にかける。「よき知音(ちいん)つきたる事を—・て」〈色道大鏡・四〉
花(はな)に嵐(あらし)
物事にはとかく支障が起こりやすいことのたとえ。月に叢雲(むらくも)花に風。
はな‐におい【花匂ひ】
花のように美しく映えるようす。「秋野には今こそ行かめもののふの男女(をとこをみな)の—見に」〈万・四三一七〉
鼻(はな)に掛(か)・ける
自慢する。得意がる。「成績がいいのを—・ける」
鼻(はな)に付(つ)・く
1 においが鼻につきまとう。「香料が—・いて食べられない」 2 飽きて嫌になる。また、人の振る舞いなどがうっとうしく感じられる。「きざな話し方が—・く」
はなにとえ【花に問え】
瀬戸内寂聴の長編小説。鎌倉時代中期の僧侶、一遍上人の面影を追いながら心の旅を続ける女性を描く。平成4年(1992)刊行。同年、第28回谷崎潤一郎賞受賞。
はな‐にら【花韮】
1 ヒガンバナ科の多年草。細長い葉が束になって出る。春、花茎の先に、紫色を帯びた白い6弁花を上向きに開く。傷つけるとニラの匂いがする。アルゼンチンの原産で、観賞用。ブローディア。 2 ニラのつぼ...