はな‐ぶえ【鼻笛】
1 鼻で息を吹き込んで鳴らす笛。フィリピンのトガリなど。 2 口を閉じて鼻から声を出すこと。→鼻笛を吹く 3 呼ぶ子の笛。「腰より—取り出だし、吹かんとするを」〈浄・栬狩剣本地〉
鼻笛(はなぶえ)を吹(ふ)・く
1 口を閉じ、声を鼻に抜いて歌う。「—・いて吟ずることか」〈中華若木詩抄・上〉 2 得意になる。「諸人勇みて—・きけるに」〈浮・胸算用・三〉
はなぶさ【英】
姓氏の一。 [補説]「英」姓の人物英一蝶(はなぶさいっちょう)
はな‐ぶさ【花房/英】
1 房のようになって咲く花。「藤(ふじ)の—」 2 「萼(がく)」に同じ。〈和名抄〉
はなぶさそうし【英草紙】
読本(よみほん)。5巻。近路行者(きんろぎょうじゃ)(都賀庭鐘)作。寛延2年(1749)刊。中国の白話小説を翻案した9編からなり、読本の祖といわれる。
はなぶさ‐は【英派】
英一蝶を祖とし、その画風を継承した画派。特に、高嵩谷(こうすうこく)が名高い。
はな‐ぶるい【花振るい】
花が多数開花しても、着果が極めて少ない現象。ブドウによくみられる。