はる‐やさい【春野菜】
春に成熟する野菜。タケノコ・フキ・新タマネギ・春キャベツなど。→夏野菜 →秋野菜 →冬野菜
はる‐やすみ【春休み】
学校の春季の休暇。旧学年が終わって新学年が始まるまでの休暇をいう。《季 春》「—はじめてかけし眼鏡かな/万太郎」
はる‐やなぎ【春柳】
[名]春、芽を出し始めたころの柳。 [枕]芽を出し始めた柳の枝をかずらに挿す意から、「かづら」「葛城山(かづらきやま)」にかかる。「—縵(かづら)に折りし梅の花」〈万・八四〇〉
はる‐やま【春山】
春のころの山。春の趣を呈した山。春の山。《季 春》
はるやま‐の【春山の】
[枕]春、野山の草木が萌え出すようにの意から、「おぼつかなくも」「しなひさかえて」にかかる。「—しなひ栄えて秋山の色なつかしき」〈万・三二三四〉
はるやまのかすみ‐おとこ【春山之霞壮夫】
古事記に見える神。神々の求婚に応じない伊豆志袁登売(いずしおとめ)の神との結婚に、母の計らいで藤の花の弓矢と衣をまとって行き成功。兄、秋山の下氷壮夫(したひおとこ)との賭(か)けに勝つ。