はこねれいげんいざりのあだうち【箱根霊験躄仇討】
浄瑠璃。時代物。12段。司馬芝叟(しばしそう)作。享和元年(1801)初演。足が不自由になった勝五郎が、兄の敵討ちをする物語。11段目の「阿弥陀寺」が有名。通称「躄勝五郎」「躄の仇討」。
はく【箔】
1 金属をごく薄く打ち延ばしたもの。金箔・銀箔・錫箔など。「—を押す」 2 人が重んじるように外面的に付加されたもの。値打ち。貫禄。「—が落ちる」
はく‐うち【箔打ち】
金・銀などを打ち延ばして箔を作ること。また、それを業とする人。
はこ‐だん【箱段】
「箱梯子(はこばしご)」に同じ。
ばさ【婆娑】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 舞う人の衣の袖がひるがえるさま。「得意の事得意の人に遇えば—として起舞し」〈岡倉天心・狩野芳崖〉 2 物の影などが揺れ動くさま。「破芭蕉(やればしょう)の大き...
は‐がき【羽掻き】
鳥がくちばしで自分の羽をしごくこと。はねがき。「暁の鴫(しぎ)のはねがきもも—君が来ぬ夜は我ぞかずかく」〈古今・恋五〉
はしご‐だん【梯子段】
段ばしごの階段。また、階段のこと。
はしき‐やし【愛しきやし】
[連語]《形容詞「は(愛)し」の連体形+間投助詞「やし」》いとおしい。なつかしい。「石走(いはばし)る垂水(たるみ)の水の—君に恋ふらく我が心から」〈万・三〇二五〉
はしこ・い【捷い/敏捷い】
[形][文]はしこ・し[ク]機転がきき、動作が敏捷である。すばしこい。はしっこい。「私の叔母でも、母親でも、強健(つよ)い—・い気象です」〈藤村・旧主人〉 [派生]はしこさ[名]
はし‐うち【嘴打ち】
鳥のひなが孵(かえ)る前に、卵の殻を内側からくちばしでつつくこと。