きょうげん‐ばしら【狂言柱】
《狂言座の向かってすぐ右にあるところから》後見柱(こうけんばしら)の異称。
きろくしょうえんけんけい‐じょ【記録荘園券契所】
平安時代および建武の中興時に置かれた役所。延久元年(1069)後三条天皇が荘園整理のために初めて設置し、その後しばしば設けられた。荘園記録所。記録荘園所。
うち‐あわび【打ち鮑】
アワビの肉を細長く切り、打ち延ばして干したもの。祝儀のときの酒の肴(さかな)にした。のしあわび。
うす‐わた【薄綿】
1 着物に薄く綿を入れたもの。薄綿入れ。 2 もめん綿と布の間に薄く引き延ばしてかぶせる真綿。引き綿。
うそ‐はずか・し【うそ恥づかし】
[形シク]なんとなく恥ずかしい。どことなく恥ずかしい。「しなだれ寄ればしなだれて、—・しい昼日中」〈浄・栬狩剣本地〉
うずべんもう‐そうるい【渦鞭毛藻類】
2本の鞭毛をもつ単細胞生物。海産のプランクトンの重要な構成種で、しばしば赤潮の原因になる。ツノモ・ウズオビモなど。双鞭毛藻類。渦鞭毛虫類。
うちいで‐の‐たち【打ち出での太刀】
金銀を打ち延ばして柄(つか)や鞘(さや)などを飾った太刀。一説に、新しく鍛え作った太刀とも。うちでのたち。「枕上に—置きたり」〈今昔・二五・四〉
う‐こん【鬱金】
1 ショウガ科の多年草。高さ約50センチ。根茎は黄色で多肉。バショウに似た長い葉を4、5枚出す。秋、大きな穂を出し、緑白色の葉と数個の淡黄色の花とをつける。熱帯アジアの原産。根茎を黄色染料やカレ...
うしろ‐ごと【後ろ言】
1 過ぎたことの愚痴を言うこと。繰り言。「殿は—をばし給ふらん」〈平治・下〉 2 陰で人の悪口を言うこと。また、その悪口。陰口(かげぐち)。「鼻ひるは—をすると云ふぞ」〈毛詩抄・二〉
うち‐いで【打ち出で】
1 金属を打ち延ばし物を作り出すこと。また、作り出した物。「薄(はく)打ち。南鐐(なんれう)にて—悪き」〈七十一番職人歌合〉 2 「打ち出での衣(きぬ)」の略。