じんじん‐ばしょり【じんじん端折り】
《「じじいばしょり(爺端折)」の音変化》着物の背縫いの裾の少し上をつまんで、帯の後ろの結び目の下に挟み込むこと。じんじばしょり。「—の頰冠(ほおかむ)りや、赤い腰巻の姉(あね)さんや」〈漱石・草枕〉
らん【闌】
[音]ラン(呉)(漢) [訓]たける たけなわ おばしま 1 盛りになる。盛りをやや過ぎる。たけなわ。「闌夜」 2 (「欄」と通用)てすり。おばしま。「闌干」
ひ‐どうぐ【火道具】
1 鉄砲など、火を発する道具。火器。 2 香道の七つ道具で、火箸(ひばし)・鋏(はさみ)・香箸(こうばし)・灰押さえ・香匙(こうすくい)・鶯(うぐいす)・羽箒(はぼうき)の総称。
しょう【蕉】
[人名用漢字] [音]ショウ(セウ)(呉)(漢) 1 植物の名。バショウ。「芭蕉」 2 松尾芭蕉(ばしょう)のこと。「蕉風・蕉門」
お‐ねば【御粘】
(女性語) 1 水を多くして炊いた飯からとったねばねばした汁。煮抜き。 2 飯が煮え立ったとき、釜の外に噴きこぼれるねばねばした汁。
か‐ぐわし・い【芳しい/香しい/馨しい】
[形][文]かぐは・し[シク]《「香(か)細(くは)し」の意》 1 よいにおいがする。香りがよい。かんばしい。こうばしい。「—・い梅の香り」 2 心が引かれる。好ましい。すばらしい。「あなたとの...
ちば【千葉】
姓氏の一。 古代末から中世にかけての関東の豪族。桓武平氏良文の支流。常胤(つねたね)が源頼朝に従って下総(しもうさ)守護となり、その嫡流は代々千葉介と称した。室町時代に勢力が衰え、のち、後北...
いわ‐はし【岩橋/石橋】
《「いわばし」とも》 1 川の浅瀬に飛び石を並べて、人が踏み渡れるようにしたもの。 2 石でつくった橋。いしばし。 3 天然の、橋のような形をしている岩石。 4 「久米(くめ)の岩橋」に同じ。 ...
のし‐いか【伸し烏賊/熨斗烏賊】
するめを薄く押し伸ばしたもの。味付けしたものもある。もとは、みりんに浸してから木槌で打ち伸ばした。
ちょう‐おん【長音】
1 長くのばして発音する音。⇔短音。 2 音声学上の用語。ある音節の母音を長くのばした発音。普通には語音として定まった、通常の短い音節の2倍の長さにのばすもの。例えば、「おかあさん」の「かあ」の...