ばん‐しょく【伴食】
[名](スル) 1 主客の伴(とも)をして、ごちそうになること。相伴(しょうばん)。陪食(ばいしょく)。「—の栄を賜る」 2 実力や実権がなく、その職にあっても何もせず他の人のなすに任せているこ...
ばん‐しょく【晩食】
[名](スル) 1 夕方にする食事。夕食。夕飯。「—に傾けた酒の勢が」〈漱石・門〉 2 遅く食事をとること。また、その食事。「第一時第二鈴にて午飯六時に—す」〈柳北・航西日乗〉
ばんしょく‐さいしょう【伴食宰相】
《「旧唐書」盧懐慎伝から》高い地位にありながら、無能で他の人のなすがままになっている大臣。要職にありながら、実力の伴わない者をあざけっていう語。伴食大臣。
ばんしょく‐の‐あらそい【蛮触の争い】
了見が小さくつまらないことで争うこと。蝸牛(かぎゅう)角上の争い。
晩食(ばんしょく)以(もっ)て肉(にく)に当(あ)て安歩(あんぽ)以(もっ)て車(くるま)に当(あ)つ
《「戦国策」斉策上から》遅い時間に腹をすかして食事をすれば粗末な食べ物も肉のようにうまく、ゆっくり歩けば車に乗らなくても疲れることはない。貧しくとも清く正しい生活をすれば、常に満ち足りた心でいる...
ばんしょこう【蕃藷考】
江戸中期の農書。1巻。青木昆陽著。享保20年(1735)刊。救荒作物としての蕃藷(サツマイモ)の栽培法・貯蔵法などを記したもの。
ばんしょ‐しらべしょ【蕃書調所】
江戸末期、幕府が洋学教授および洋書・外交文書の翻訳などのために設けた機関。安政2年(1855)洋学所として設立。安政4年(1857)開校。のち、洋書調所を経て開成所となる。
ばん‐しん【番新】
「番頭新造」の略。「この中年増がいわゆる—というのであろう」〈鴎外・ヰタ‐セクスアリス〉
ばん‐しん【蕃神/蛮神】
外国人のまつる神。外国から伝わった神。