ひた‐おもて【直面】
[名・形動ナリ] 1 面と向かい合うこと。また、そのさま。「ただかう殿上人の—にさしむかひ」〈紫式部日記〉 2 ⇒ひためん(直面)
ひた‐おもむき【直趣】
[名・形動ナリ]いちずであること。また、そのさま。「あまり—におほどかにあてなる人は、世の有様も知らず」〈源・若菜下〉
ひた‐かくし【直隠し】
ひたすらに隠すこと。「事件を—にする」
ひた‐かく・す【直隠す】
[動サ五(四)]《「ひたかくし」の動詞化》ひたすらに隠す。「正体を—・す」
ひた‐かぶと【直兜/直甲】
一同そろって鎧(よろい)兜に身を固めること。また、その人々。「—三百余騎、河原坂の宿所へ押し寄せて」〈平家・三〉
ひたかみ‐の‐くに【日高見国】
古代蝦夷(えぞ)の領域の一。今の北上川下流、仙台平野あたりという。
ひたき【鶲/火焼】
1 スズメ目の一科。ツグミ属・ノゴマ属・ノビタキ属・イソヒヨドリ属・キビタキ属・オオルリ属などに分類される。「ツグミ」と総称される鳥もヒタキ科に含まれる。ジョウビタキ・キビタキ・ノビタキなどは地...
ひ‐たき【火焼き/火焚き】
1 火をたくこと。 2 昔、夜間の照明や警護のために、かがり火や庭火などをたいたこと。また、その役目。「御—の老人(おきな)」〈記・中〉 3 火をたく所。いろり。〈和名抄〉
ひたき‐や【火焼き屋】
1 宮中で、庭火・かがり火をたいて夜を守る衛士(えじ)の詰めていた小屋。 2 宮中・野の宮などで、斎火(いむび)を起こし、神饌(しんせん)を調理する建物。
ひた‐ぎり【直切り/直斬り】
切りまくること。また、そのさま。めった切り。「怒りて、—に斬り落としつ」〈徒然・八七〉