ひと‐にぎり【一握り】
1 片手で握ること。また、その程度のわずかな量。「—の土」「実権は—の人の手にある」 2 たやすく握りつぶすこと。簡単にやっつけること。「新参のチームを—にする」
ひと‐にく・し【人憎し】
[形ク] 1 人を憎らしく思うさま。「—・かりし心に思ひしやうは」〈かげろふ・上〉 2 人に憎らしく思われるさま。「—・くはしたなくも、なのたまはせそ」〈源・東屋〉
ひとに‐ざる【人似猿】
⇒類人猿(るいじんえん)
人(ひと)にして恒(つね)無(な)くんば以(もっ)て巫医(ふい)を作(な)す可(べ)からず
《「論語」子路から》人間にとって最も大切な、いついかなる時も変わることのない良心を持たない者は、巫女(みこ)や医者でも救うことができない。
人(ひと)に善言(ぜんげん)を与(あた)うるは布帛(ふはく)よりも煖(あたた)かなり
《「荀子」栄辱から》人をいたわり、ためになる言葉をかけてやることは、着る物を与えるよりもあたたかさを感じさせる。言葉の大切さを言った言葉。
ひと‐にたち【一煮立ち】
[名](スル)料理で、鍋に入れた湯や水、煮汁などに熱を加えて短時間、軽く沸き立たせること。「—したら弱火にし、そのまま10分程度煮る」
人(ひと)に事(つか)うるを知(し)る者(もの)にして然(しか)る後(のち)に以(もっ)て人(ひと)を使(つか)うべし
《「孔子家語」曲礼子夏問から》他人に使われてみて、初めて人を使うことができる。他人に使われた経験のない者は、人を上手に使うことができない。
人(ひと)には添(そ)うて見(み)よ馬(うま)には乗(の)って見(み)よ
親しくつきあってみなければ、その人の本質はわからない。何事も実際に試してみなければ本当のことがわからない。
ひと‐にゅうとうしゅウイルス【人乳頭腫ウイルス】
⇒エッチ‐ピー‐ブイ(HPV)
人(ひと)に因(よ)りて事(こと)を成(な)す
《「史記」平原君伝から》人の力に頼って事をする。独立心のなさをいう。