ふうじ【封じ】
1 おさえつけて活動できないようにすること。「虫—」「口—」 2 封のしてあること。また、そのところ。封じ目。「状袋の—を切る」
ふう‐じ【封事】
密封して意見などを上奏する文書。意見封事。ほうじ。
ふう‐じ【諷示】
[名](スル)《「ふうし」とも》ほのめかすこと。暗示。「到底駄目であると遠廻しに—して居た」〈左千夫・野菊の墓〉
ふうじ‐こ・む【封じ込む】
[動マ五(四)]「封じ込める」に同じ。「手ずから折った黄い野菊の花が—・んであった」〈花袋・田舎教師〉 [動マ下二]「ふうじこめる」の文語形。
ふうじ‐こめ【封じ込め】
封じ込めること。「近隣諸国の—に遭う」
ふうじこめ‐せいさく【封じ込め政策】
第二次大戦後、米国が、資本主義諸国の協力のもとに共産主義の勢力をその圏内に封じ込めようとしてとった政策。ソ連には1950年代、中国には1960年代に経済的、軍事的な包囲を行ったが、いずれも失敗。
ふうじ‐こ・める【封じ込める】
[動マ下一][文]ふうじこ・む[マ下二] 1 周囲をふさいで閉じ込める。封じ込む。「暴徒を中庭に—・める」 2 相手を自由に活動できないようにする。「発言を—・める」「強力打線を—・める」 3 ...
ふうじ‐て【封じ手】
1 囲碁・将棋で、対局が持ち越される場合、翌日先に打つ人が、次の手を紙に書いて封じ入れておくこと。また、その手。 2 武術などで、使うことを禁じられている技。禁じ手。
ふうじ‐ぶくろ【封じ袋】
封筒。状袋。
ふうじ‐ぶみ【封じ文】
封をした手紙。封書。