ふう‐りん【風鈴】
1 金属・陶器・ガラスなどで小さい釣鐘の形に作り、その中の舌に風を受ける羽や短冊をつけた鈴。軒下につるし、鳴る音を楽しむ。《季 夏》「—の音を点ぜし軒端かな/虚子」 2 置き碁で、井目(せいもく...
ふう‐りん【風輪】
1 仏語。 ㋐三輪・四輪(しりん)の一。三輪では最下の層、四輪では空輪の上、水輪の下にある空気の層。 ㋑五輪の一。 2 風神。または、風。「—のふいご風おだやかに」〈浄・今国性爺〉
ふうりん‐うめもどき【風鈴梅擬】
モチノキ科の落葉低木。山地に自生。ウメモドキに似る。雌雄異株。5月ごろ白色の花が咲き、実が柄の先に風鈴のようにぶら下がる。
ふう‐りん‐か‐ざん【風林火山】
武田信玄の軍旗に書かれた「孫子」の句「疾(はや)きこと風の如く、徐(しず)かなること林の如く、侵(おか)し掠(かす)めること火の如く、動かざること山の如し」の略。また、その軍旗の称。
ふうりん‐そう【風鈴草】
キキョウ科の一年草または越年草。高さ60〜90センチ。夏、淡紅色や青紫色の釣鐘状の花が咲く。南ヨーロッパ原産。花壇などに植えられる。《季 夏》
ふうりん‐そば【風鈴蕎麦】
夜鳴きそばの一種。江戸時代、屋台に風鈴をつけ、夜食用のそばを売り歩いたもの。