フェルマ【Pierre de Fermat】
[1601〜1665]フランスの数学者。数論・解析幾何学・確率論・微分法の先駆をなし、幾何光学にも貢献。また、有名な「フェルマの最終定理」を残した。フェルマー。
フェルマ‐の‐げんり【フェルマの原理】
一点から出て他の一点に達する光の道筋は、可能な光学的経路の長さのうち最小値をとる、あるいは、通過に要する時間が最小になる道筋をとるという原理。1661年にフェルマが定式化。フェルマーの原理。
フェルマ‐の‐さいしゅうていり【フェルマの最終定理】
整数論上の難問とされていたフェルマの命題で、「nが3以上の自然数のとき、Xn+Yn=Znを満たす自然数X, Y, Zは存在しない」というもの。フェルマ予想。フェルマの大定理。1994年に米国プリ...
フェルマ‐よそう【フェルマ予想】
⇒フェルマの最終定理
フェルマータ【(イタリア)fermata】
楽譜で、音符または休符につけるの記号。適当な長さに延ばして演奏する。延長記号。
フェルミ【Enrico Fermi】
[1901〜1954]イタリアの物理学者。米国に亡命、帰化。原子核のβ(ベータ)崩壊の理論を立てて素粒子論の端緒を開き、中性子照射によってフェルミウムなど多くの放射性同位元素をつくった。初めて原...
フェルミ【fermi】
原子物理学で用いる長さの単位。10兆分の一、すなわち10−13センチ。エンリコ=フェルミにちなむ名称で、また、ユカワとも呼ばれる。記号fermi
フェルミ‐ガンマせんうちゅうぼうえんきょう【フェルミγ線宇宙望遠鏡/フェルミガンマ線宇宙望遠鏡】
2008年6月、NASA(ナサ)(米航空宇宙局)が打ち上げたガンマ線観測衛星。名称は、宇宙線の加速機構の一つを初めて提唱したイタリアの物理学者エンリコ=フェルミに由来する。現名称以前にはGLAS...
フェルミ‐うちゅうぼうえんきょう【フェルミ宇宙望遠鏡】
⇒フェルミガンマ線宇宙望遠鏡
フェルミウム【fermium】
アクチノイドに属する超ウラン元素の一。熱核爆発実験の灰の中から、アインスタイニウムとともに発見された人工放射性元素。同位体のうち最も長い半減期のものは質量数257。元素記号Fm 原子番号100。