ふき‐い【吹(き)井/噴(き)井】
水がたえずふき出ている井戸。吹き井戸。《季 夏》
ふき‐いし【葺き石】
古墳などの盛り土の上をおおうために敷きつめられた石。
ふき‐い・ず【吹き出づ/噴き出づ】
[動ダ下二]「吹き出す」に同じ。「珍しき風—・づる時に」〈宇津保・内侍督〉 「—・づる物の音ども」〈源・総角〉
ふき‐いた【葺き板】
屋根を葺くのに用いる薄い板。屋根板。
ふき‐いだ・す【吹き出だす/噴き出だす】
[動サ四]「吹き出す」に同じ。「北八をかしく—・しながら」〈滑・膝栗毛・四〉
ふき‐いど【吹(き)井戸/噴(き)井戸】
「吹き井」に同じ。
ふき‐い・る【吹(き)入る】
[動ラ五(四)]風などが吹いて中に入り込む。吹き込む。「窓から涼風が—・る」 [動ラ下二]「ふきいれる」の文語形。
ふき‐い・れる【吹(き)入れる】
[動ラ下一][文]ふきい・る[ラ下二] 1 吹いて中に入れる。吹き込む。「息を—・れる」 2 風などが吹いて中に入り込む。吹き込む。「風のさと—・るるに」〈源・早蕨〉