ふき‐し・く【吹き頻く】
[動カ四]「ふきしきる」に同じ。「白露に風の—・く秋の野はつらぬきとめぬ玉ぞ散りける」〈後撰・秋中〉
ふき‐じ【葺き地】
屋根瓦を葺く下地となる薄板の層。
ふき‐じ【富貴寺】
大分県豊後高田市蕗(ふき)にある天台宗の寺。山号は、蓮華山。養老2年(718)、仁聞の創建と伝える。国宝の本堂は、平安時代の阿弥陀堂建築の遺構の一。旧称、蕗阿弥陀寺。ふきでら。
ふき‐すさ・ぶ【吹き荒ぶ/吹き遊ぶ】
[動バ五(四)] 1 (吹き荒ぶ)風が激しく吹く。吹き荒れる。「寒風—・ぶ師走の街」 2 (吹き遊ぶ)笛などを慰みに吹く。「御笛ども—・びておはすれば」〈源・末摘花〉
ふき‐すさ・む【吹き荒む】
[動マ五(四)]「ふきすさぶ」に同じ。
ふき‐すま・す【吹き澄ます】
[動サ四]さえた音色で澄み渡るように笛を吹く。「笛をいとをかしく—・して」〈更級〉
ふ‐きそ【不起訴】
検察官が公訴を提起しないこと。(1)被疑者死亡・公訴時効成立等により訴訟条件を欠く場合、(2)被疑事実が犯罪の成立要件を満たさない場合(罪とならず)、(3)被疑者が人違いである場合など犯罪の嫌疑...
ふき‐そ・う【吹き添ふ】
[動ハ四]風などが吹き加わる。吹きまさる。「いかなる風の—・ひて、かくは響き侍るぞとよ」〈源・常夏〉
ふき‐そうじ【拭き掃除】
[名](スル)雑巾(ぞうきん)などでふいてきれいにすること。「毎朝—する」
ふ‐きそく【不規則】
[名・形動]規則正しくないこと。また、そのさま。「—な水玉模様」「食事が—になる」