ふく‐わかし【福沸(か)し】
1 元日の朝に若水をくんでわかすこと。《季 新年》「灰の静か鍋の静かや—/東洋城」 2 正月に神前に供えた餅(もち)を、7日・15日などに雑煮やかゆの中に入れて食べること。福入り雑煮。《季 新年》
ふく‐わけ【福分け】
[名](スル)祝いの品や人からもらったものを他の人に分けてやること。また、そのもの。福渡し。お裾分(すそわ)け。おふくわけ。
ふく‐わげ【吹く髷】
女性の髪形の一。勝山髷に似て輪をふっくらとさせたもの。江戸後期から侍女などが結い、明治中ごろには京都で流行した。
ふくわ‐じゅつ【腹話術】
口唇を動かさずに話す術。また、人形が話しているように見せる芸。
ふき‐わた【吹き腸】
クジラの肺。食用とする。ふくわた。
ふく‐わら【福藁】
正月に、門口や庭に敷く新しいわら。《季 新年》
ふく‐わらい【福笑い】
正月の遊びの一。目隠しをして、輪郭だけが描かれたお多福やおかめの絵の上に、別に厚紙で作った目・鼻・唇などを並べ、出来上がりのおかしさを楽しむもの。《季 新年》「目隠しが透いて見えたる—/梓月」