ふくろじんぶつ【袋人物】
海北友松が得意とした人物画の作風。衣装が風をはらみ、人物が袋のように膨らんで見える独特の画法。袋絵。
ふくろ‐ずきん【袋頭巾】
頭からすっぽりかぶる袋状の頭巾。
ふくろ‐ずるめ【袋鯣】
アオリイカなどの脚とはらわたを取り去り、表皮をはいだまま干したもの。京都府宮津の特産。
ふくろ‐ぞうし【袋草紙/袋草子】
袋綴(ふくろと)じにした冊子。 [補説]書名別項。→袋草紙
ふくろぞうし【袋草紙】
《「ふくろそうし」とも》平安後期の歌学書。2巻。藤原清輔著。平治元年(1159)までに成立。歌会の作法、歌人の逸話などを集成したもの。
ふくろ‐たけ【袋茸】
ウラベニガサ科のキノコ。細長い卵形で、包まれた袋を破り、灰褐色の傘を広げる。中国南部・東南アジアなどで栽培され、若いものを中国料理などに使う。
ふくろ‐たび【袋足袋】
足の親指と他の指との間に隔てのない足袋。
ふくろだ‐おんせん【袋田温泉】
茨城県北西部、久慈郡大子(だいご)町袋田にある温泉。泉質は単純温泉・塩化物泉など。
ふくろ‐だたき【袋叩き】
一人または少数の人を大勢で取り囲んで存分にたたくこと。また、大勢の人から集中的に非難されること。「—にあう」「—にする」
ふくろ‐だな【袋棚】
1 床の間の脇の上部または下部に壁から張り出して設ける戸棚。天袋・地袋など。袋戸棚。 2 茶棚の一。志野棚に模して桐で作ったもの。