ふ‐さん【賦算】
時宗独自の行事で、「南無阿弥陀仏、決定往生六十万人」と記した札を配ること。一遍が熊野権現の神勅に基づいて始めた。おふだくばり。御化益(ごけやく)。
ふ‐たしなみ【不嗜み】
[名・形動]《「ぶたしなみ」とも。その場合「無嗜み」とも書く》心得のないこと。ふだんの用意・心掛けが足りないこと。また、そのさま。「惣別(そうべつ)たのうだ人のやうに、—な人はござない」〈虎明狂...
ふだ【札/簡】
《「ふみいた(文板)」の音変化》 1 目的とする内容などを簡単に書いて、人に示したり渡したりする紙片や木片。「遊泳禁止の—を立てる」「質—」 2 神仏の守り札。「魔除けの—」→御札(おふだ) 3...
ふだ‐おさめ【札納め】
1 年末に、その年のお札を社寺に返納すること。また、そのお札を集めて焼く行事。おさめふだ。《季 冬》「大香炉火を噴きにけり—/青邨」 2 巡礼などが、神社・仏閣などに参詣したしるしとしてお札を納...
札(ふだ)が落(お)・ちる
《「札」は、入札のふだ》入札で権利や物を手に入れる。
札(ふだ)削(けず)る
宮中の殿上(てんじょう)の間にある当直の簡(ふだ)から姓名を除く。殿上人の籍を除く。
ふだ‐さん【普陀山】
中国浙江省、舟山群島にある山。10世紀にインドの補陀落(ふだらく)にならって開かれた観音信仰の霊場。プートゥオシャン。
フダヤルハン‐きゅうでん【フダヤルハン宮殿】
《Xudoyorxon o'rdasi》ウズベキスタン東部、フェルガナ州の都市コーカンドにある宮殿。19世紀後半にコーカンドハン国のフダヤル=ハンにより建造。ロシア軍により破壊されたが、その後、...
ふだらく【補陀落/普陀洛】
《(梵)Potalakaの音写。光明山・海島山・小花樹山と訳す》仏語。インド南端の海岸にあり、観音が住むという八角形の山。日本でも観音の霊地にはこの名が多い。補陀落山(ふだらくせん)。
ふ‐だん【不断】
[名・形動] 1 とだえないで続くこと。また、そのさま。「—な(の)努力」 2 決断力に乏しいこと。また、そのさま。「優柔—」 3 (「普段」とも当てて書く)日常のこと。副詞的にも用いる。平生(...