へい‐け【平家】
平(たいら)の姓を名乗る一族。特に、平安末期に政権を握った平清盛の一族。平氏(へいし)。 「平家物語」の略。 「平家琵琶」の略。「—にもあらず、舞にもあらず、ひなびたる調子うち上げて」...
へい‐けい【閉経】
更年期になって、月経が止まること。「—期」
へいけ‐がに【平家蟹】
ヘイケガニ科の甲殻類。甲幅2センチくらい。甲は丸みを帯びた方形で、人面状の隆起がある。歩脚の後ろ二対は短くて背面にあり、これで貝殻を背負う。日本近海、特に瀬戸内海に多く、平家の亡霊が化したという...
へいけ‐ざとう【平家座頭】
平曲を語る座頭。
へいけ‐だに【平家谷】
平家の残党が隠れ住んだという伝説のある土地。新潟県村上市の三面(みおもて)、徳島県三好市の祖谷(いや)、熊本県八代市の五家荘(ごかのしょう)など。
へい‐けつ【併結】
[名](スル)終着地は異なるが途中区間を同一にする列車・車両、種別の異なる車両などを連結すること。「—していた後部二両を切り離す」
へいけ‐どり【平家鳥】
アビのこと。瀬戸内海地方でいう。
へいけにょごのしま【平家女護島】
浄瑠璃。時代物。五段。近松門左衛門作。享保4年(1719)大坂竹本座初演。平家物語の諸説話に取材。謡曲「俊寛」に基づいた二段目の「鬼界ヶ島」の段が有名。
へいけ‐のうきょう【平家納経】
平清盛が平家一門の繁栄を祈願して長寛2年(1164)に安芸(あき)国の厳島神社に奉納した経巻。法華経28巻に無量義経・観普賢経、および般若心経・阿弥陀経と清盛の願文を加えた33巻からなる。華麗な...
へいけ‐びわ【平家琵琶】
1 「平曲」に同じ。 2 平曲の伴奏に用いる琵琶。雅楽の楽琵琶より小形で、4弦5柱(じゅう)。弦の柱と柱との間を左手で押さえて音を調節する。