へいさ‐けい【閉鎖系】
物理学で、特に熱力学的に、境界を越えた外部とエネルギーのやり取りはあるが、物質のやり取りがない系。ただし、エネルギーと物質のやり取りがない孤立系と同義とされる場合がある。閉じた系。→開放系
へいさ‐けいざい【閉鎖経済】
外国との商品取引や資本取引が制限され自由に行えない経済体制。鎖国時代の日本やタリバーン政権下のアフガニスタンなど。⇔開放経済。
へいさ‐けっかんけい【閉鎖血管系】
心臓から出た血液が、動脈から毛細血管を経て静脈を通り、心臓に戻る循環経路。血漿(けっしょう)の大部分と赤血球は血管外に出ることはない。脊椎動物・環形動物にみられる。閉鎖循環系。⇔開放血管系。
へいさ‐こう【閉鎖孔】
骨盤の寛骨の下方にある、坐骨と恥骨に囲まれた穴。
へいさ‐じゅんかんけい【閉鎖循環系】
⇒閉鎖血管系
へいさせい‐すいいき【閉鎖性水域】
内海・内湾・湖沼など、外部との水の出入りが少なく、閉鎖性が高い水域の総称。栄養塩類の濃度が上がる富栄養化が起こりやすく、水質汚濁が進行しやすい。また、底層に貧酸素水塊が生じる場合がある。半閉鎖水域。
へい‐さつ【併殺】
[名](スル)「ダブルプレー」に同じ。「内野ゴロを打たせて—する」「—打」
へいさ‐てき【閉鎖的】
[形動]自分自身、または仲間内の殻に閉じこもって外部のものを受け入れようとしないさま。「—な性格」「—な社会」⇔開放的。
へいさふぜん‐しょう【閉鎖不全症】
心臓弁膜症の分類の一。心臓の弁膜がしっかりと閉じなくなり、心室から心房、あるいは動脈(大動脈・肺動脈)から心室へ血液が逆流する疾患。四つの弁膜(僧帽弁・大動脈弁・三尖弁・肺動脈弁)のいずれかまた...
へいさ‐まく【閉鎖膜】
骨盤の坐骨(ざこつ)と恥骨の間にある閉鎖孔の大部分をおおう靭帯(じんたい)性の膜。