ほこり【埃】
1 粉のような細かいちり。「—がたまる」「—だらけの車」「砂—」 2 数量や金銭のはした。余り。「二千貫目足らずの商ひに九貫目の—を取り」〈浄・万年草〉
ほこり【誇り】
誇ること。名誉に感じること。また、その心。「一家の—」「—を傷つけられる」
ほこり‐か【誇りか】
[形動][文][ナリ]「ほこ(誇)らか」に同じ。「一種—な気持さえ感じながら」〈梶井・檸檬〉
ほこり‐かずき【埃被き】
大納言小豆(だいなごんあずき)の別名。
ほこり‐がお【誇り顔】
得意げな顔つき。「—で話す」
ほこり‐たか・い【誇り高い】
[形]誇りをもち、品格を保っている。誇りに満ちあふれている。「—・き勇者」
ほこりたかきひとびと【誇り高き人々】
吉目木晴彦の長編小説。平成3年(1991)刊行。第19回平林たい子文学賞受賞。
ほこり‐たけ【埃茸】
ハラタケ科のキノコ。夏から秋に山野の地上に生える。宝珠形で、初め白いがのち淡灰褐色になる。熟すと頂に穴が開いてほこりのように胞子が噴き出す。若いものは食用。きつねのちゃぶくろ。
ほこり‐だに【埃蜱】
ホコリダニ科のダニの総称。微小で体長0.1〜0.2ミリ。雄の最後対の脚は太く、はさみ形。栽培植物や貯蔵食品に発生するものが多い。
ほこりっ‐ぽ・い【埃っぽい】
[形]ほこりが多い。ほこりでよごれている。「机の上が—・い」「—・い街」 [派生]ほこりっぽさ[名]