喉(のど)から手(て)が◦出(で)る
欲しくてたまらないことをたとえていう。「—◦出るほど欲しい珍本」
のど‐け・し【長閑けし】
[形ク] 1 落ち着いてのんびりしている。のんきでゆったりしている。「世の中にたえて桜のなかりせば春の心は—・からまし」〈古今・春上〉 2 天候が穏やかである。のどかで、うららかである。《季 春...
のど‐やか【長閑やか】
[形動][文][ナリ]「のどか」に同じ。「—な春の日」「雨よいほどに—に降りて」〈かげろふ・下〉 「春の暮れつ方、—に艶なる空に」〈徒然・四三〉 [派生]のどやかさ[名]
の‐なか【篦中】
矢柄(やがら)の中ほど。「—過ぎてぞ立ったりける」〈保元・中〉
のに
[接助]《準体助詞「の」+接続助詞「に」から》活用語の連体形に付く。内容的に対立する二つの事柄を、意外・不服の気持ちを込めてつなげる意を表す。「東京は晴れな—大阪は雨だ」「十分言い聞かせた—理...
のび‐なや・む【伸(び)悩む】
[動マ五(四)]伸びそうでいて思ったほど伸びず、期待されたところより低い水準で停滞する。「若手が—・む」「小豆の相場が—・む」
のべ‐がみ【延(べ)紙】
縦7寸(約21センチ)、横9寸(約27センチ)ほどの小形の杉原紙(すぎわらがみ)。江戸時代、高級な鼻紙として用いた。延べ。
のみ‐で【飲(み)出】
飲んで余りあるほどの分量。飲みごたえのある量。「小瓶だが意外に—がある」
の‐も‐せ【野面】
《野も狭いほどにの意を表す「野も狭(せ)に」の「野も狭」を一語とみなしたところから》野原一面。また、野のおもて。のづら。「よられつる—の草のかげろひて涼しくくもる夕立の空」〈新古今・夏〉
のろ‐くさ【鈍臭】
[副](スル)動作がいらいらするほど遅いさま。「—して仕事が少しもはかどらない」