ぞう‐くらげ【象水母】
軟体動物門腹足綱ゾウクラゲ科の巻き貝。クラゲの名が付くが、腔腸動物のクラゲではなく、体が透明な寒天質で海中を泳ぐところから名付けられた。体は細長く、体長約40センチ。背の中央に3センチほどの烏帽...
たいとうのう‐しょうがい【耐糖能障害】
血液中のブドウ糖の代謝に異常が生じた状態。一定量のブドウ糖を経口投与し、一定時間後に血糖値を測定する糖負荷試験によって判定する。糖尿病と診断されるほど血糖値は高くないが、放置すると糖尿病に移行す...
たい‐よう【対揚】
[名・形動](スル) 1 君命にこたえて、その主旨を広く世の中に示しあらわすこと。「朝旨に—し開化富強の基本を建んとす」〈新聞雑誌四五〉 2 つりあっていること。また、そのものや、そういうさま。...
ちはつせい‐のうけっかんれんしゅく【遅発性脳血管攣縮】
蜘蛛膜下出血の発症後、数日から2週間ほど経過してから、脳の血管が異常に細くなること。 [補説]症状が現れないこともあり、脳梗塞などの症状が出るものを症候性脳血管攣縮(脳血管攣縮)という。
ため‐に【為に】
[接]前に述べた事柄が原因であることを表す語。それゆえに。それで。「却ってそういう私自身の不幸をあてにして仕事をしに来た私は、—困惑したほどであった」〈堀辰雄・美しい村〉
たら・う【足らう】
[動ワ五(ハ四)] 1 資格や力量などが十分に備わっている。「それほど自分は—・わぬものであろうか」〈紅葉・多情多恨〉 2 十分である。満足である。「—・ワヌコトナシ」〈和英語林集成〉 「—・は...
袂(たもと)を絞(しぼ)・る
たもとをしぼるほど涙を流す。ひどく泣く。「両親に—・らせた事は有(あっ)ても」〈二葉亭・浮雲〉
たら‐ず【足らず】
[接尾]数詞に付く。 1 その数値に満たないという意を表す。…弱(じゃく)。「一〇人—の集まり」 2 その数値にも満たないほどだと、小さいことを強調する意を表す。たった…ぐらい。「三畳—の部屋」
たみ‐の‐けぶり【民の煙】
民家のかまどから立つ炊事の煙。「国富める—のほど見えて雲まの山にかすむ炭がま」〈拾遺愚草・中〉
たらち‐お【垂乳男】
《「垂乳女(たらちめ)」からの類推で生じた語》生みの父。父親。「—の帰るほどをも知らずしていかで捨ててし雁の卵子(かひこ)ぞ」〈元輔集〉