なき‐どころ【泣(き)所】
1 打たれると泣くほど痛く感じる部分。また、急所。「弁慶の—」 2 弱み。弱点。「相手チームの—をつく」
泣(な)く子(こ)も黙(だま)る
聞き分けなく泣いている子供も急に黙ってしまうほど、威力や勢力のあることのたとえ。
なき‐わ【泣き輪】
《はめるのに泣きたいほど苦労するところから》桶や樽のいちばん底にはめる、たが。「鮎のすし桶—が切れて」〈胆大小心録〉
なに‐の【何の】
[連語]《代名詞「なに」+格助詞「の」》 1 何々の。なんとかいう。「—前司にこそは、などぞ必ずいらふる」〈枕・二五〉 2 どんな。いかなる。「—面目にてか、また都にも帰らむ」〈源・若紫〉 3 ...
なま‐きんだち【生公達】
それほど身分の高くない公家の子息。「—の蔭妻(かげめ)にて、益なし」〈狭衣・三〉
成(な)らぬ中(うち)が楽(たの)しみ
物事は、成就してしまえばそれほどのことはなく、結果がどうなるだろうと考えているうちが楽しみなのである。待つうちが花。
なよび‐か
[形動ナリ] 1 手ざわりや肌ざわりがしなやかであるさま。なよやか。「白き御衣どもの—なるに」〈源・総角〉 2 人柄などが、上品でやさしいさま。「—に女しと見れば、あまり情にひきこめられて」〈源...
ナム‐グム‐ダム【Nam Ngum Dam】
ラオス中央部を流れるナムグム川に造られた多目的ダム。ビエンチャンの北約90キロメートル、メコン川と合流する4キロメートルほど手前に位置する。1971年に日本とカナダの援助によって建造。巨大な人工...
なり‐あ・う【成り合ふ】
[動ハ四] 1 でき上がって整う。整った姿になる。「まだ—・はぬ仏の御飾りなど見給へおきて」〈源・東屋〉 2 成長する。成熟する。「かた生ひの—・はぬほどともなく」〈夜の寝覚・五〉 3 互いに連...
なみ‐なみ
[副]酒や水などが容器にあふれるほどいっぱいにあるさま。「酒を—(と)つぐ」