名(な)に聞(き)・く
うわさに聞く。音に聞く。「まことにて—・くところ羽根ならば飛ぶがごとくに都へもがな」〈土佐〉
もの‐がしら【物頭】
1 頭だつ役。長。かしら。「お家の掟(おきて)を知らずんば、なぜ—には伺はぬ」〈浄・反魂香〉 2 「武頭(ぶがしら)」に同じ。「よき—をまことに幾人も申しつけ」〈甲陽軍鑑・三七〉 3 能楽で、頭...
ゆき‐つ・く【行(き)着く】
[動カ五(四)] 1 目的地に着く。到着する。いきつく。「道に迷ったすえ、やっと—・く」 2 事が最終的な局面を迎える。限界に達する。いきつく。「事態は—・くところまで来た」 3 すっかり酒に酔...
もっ‐て【以て】
[連語]《「も(持)ちて」の音変化》 1 (多く「…をもって」の形で格助詞のように用いて) ㋐手段・方法を示す。「誠意を—交渉に当たる」「書面を—申し入れる」「好意を—迎えられる」 ㋑原因・理...
見(み)る影(かげ)もな・い
見るに堪えない。まことにみすぼらしく、みじめである。「—・くやせ細る」
もち・ゆ【用ゆ】
[動ヤ上二]《「もち(用)いる」が中世以降ヤ行に転じて用いられた語。終止形は「用ゆる」となる例が多い》「用いる」に同じ。「今の政府は力と智とを—・ゆ」〈福沢・学問のすゝめ〉 「汝がいふ所まことに...
なる‐ほど【成る程】
[副] 1 他人の言葉を受け入れて、自分も同意見であることを示す。たしかに。まことに。「—それはいい」 2 その範囲でできるだけのことをする意を示す。なるべく。「そのやうに言うて皆様が召すもの...
とっ‐と
[副] 1 時間・場所などのはるかにへだたっているさま。ずっと。「—前から藤袴と契約ありと申さば」〈浄・反魂香〉 2 状態や程度を強調する意を表す。まったく。まことに。「—不弁な人でござったが」...
じゅん【洵】
[人名用漢字] [音]ジュン(呉) シュン(漢) [訓]まこと まことに。本当に。「洵美」 [名のり]のぶ
し‐り【至理】
まことにもっともな道理。至極(しごく)の道理。