おし‐つま・る【押(し)詰(ま)る】
[動ラ五(四)] 1 事態・時日などに余裕がなく、目前に迫ってくる。切迫する。「情勢が—・る」 2 年の暮れに近づく。「今年もいよいよ—・りまして」
おち‐あ・う【落(ち)合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 一つ所で出合う。また、打ち合わせておいて、ある場所で一緒になる。「駅前の喫茶店で—・う」 2 川が合流する。「本流と支流が—・う」 3 考えや気持ちが一致する。「兄弟の中...
きき‐すま・す【聞(き)澄ます】
[動サ五(四)]心を落ち着けてよく聞く。耳をすまして聞く。「目を閉(つぶ)って、足許(あしもと)の小石を揺(ゆす)る急流の響を—・していると」〈荷風・ふらんす物語〉
方(かた)塞(ふた)が・る
陰陽道(おんようどう)で、その方角がふさがる。「—・りたれど、おはしましてなむ大殿籠りにける」〈大和・八〉
かた‐おとし【片落(と)し】
1 一方だけを落とすこと。 2 一方を不公平に扱うこと。かたおち。「勘八のみお咎(とがめ)が有りましては、—のお調べかと心得ます」〈円朝・菊模様皿山奇談〉
かい‐もく【皆目】
[副] 1 あとに打消しの語を伴って、強く否定する気持ちを表す。まるっきり。全然。「—見当がつかない」 2 まるまる全部、すっかりの意を表す。あとに否定的な意味・内容のくることが多い。「風眼とや...
カップリ
《切るの意の、(オランダ)kappenからか》江戸時代に、オランダから渡来した小形のナイフ。「武士も具足のいらぬ御時なれば、まして色座敷へは—も出さぬがよし」〈浮・男色大鑑・八〉 [補説]「割瓜...
かたり【騙り】
人をだまして金品を巻き上げること。また、その人。詐欺。詐欺師。「—を働く」
かみ‐あが・る【神上がる】
[動ラ四] 1 「かむあがる」に同じ。「後に久しくましまして彦火火出見尊—・りましぬ」〈神代紀・下〉 2 巫女(みこ)に乗り移っていた神霊が巫女から離れて天に上る。「うなり声を引て—・る」〈滑・...
かい‐いん【拐引】
[名](スル)人をだまして連れ去ること。かどわかし。誘拐。