とり‐じもの【鳥じもの】
(副詞的に用いて)鳥のように。「—朝立ちいまして」〈万・二一〇〉
なり
[助動][○|(なり)|なり|なる|なれ|○]活用語の終止形に付く。平安時代以後は、ラ変形活用語には連体形に付く。 1 音や声が聞こえるという意を表す。 ㋐…の音や声が聞こえる。「みとらしの梓(...
なむ
[係助]《上代の係助詞「なも」の音変化。「なん」とも》名詞、活用語の連用形・連体形、副詞、助詞に付く。 1 上の事柄を強く示す意を表す。「夜半(よなか)うち過ぐるほどに—、絶えはて給ひぬる」〈...
なり‐かわ・る【成(り)代(わ)る/為り変(わ)る】
[動ラ五(四)] 1 臨時にその人の代わりとなる。「本人に—・りましてお礼を申し上げます」 2 別のものになる。「山林がすっかり宅地に—・る」
ども【共】
[接尾] 1 一人称の代名詞、または自分の身内を表す名詞に付いて、謙譲の気持ちを表す。「私—と致しましては」 2 人を表す名詞に付いて、複数であることを表す。「若い者—が手伝いに来た」 3 人を...
なれ‐そ・める【馴れ初める】
[動マ下一][文]なれそ・む[マ下二]親しくなりはじめる。男女が恋する仲となる。「此の源さまと—・めた所から、源さまは御勘当になりまして」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
にこ‐ぐさ【和草】
葉や茎の柔らかい草。一説に、ハコネシダの古名とも。多く序詞に用いられる。「葦垣の中の—にこよかに我(われ)と笑まして人に知らゆな」〈万・二七六二〉
なりすまし‐さぎ【成(り)済まし詐欺】
1 「振り込め詐欺」に同じ。家族や銀行員などになりすまして金品をだまし取ることから。 2 実在または架空の人物・企業のアカウントを使って他人になりすまし、金銭などをだまし取ること。→なりすましメール
なり‐すまし【成(り)済まし】
1 氏名・生年月日・住所・本籍・職歴などの個人情報を不正に手に入れ、その人の振りをして資格を取ったり、金品をだまし取ったりすること。「金融機関では—を警戒している」→過誤払い 2 他人のユーザー...
とり‐あ・う【取り敢ふ】
[動ハ下二] 1 余裕をもって取る。ちゃんと取る。多く、あとに打消しの表現を伴って用いる。「蓑も笠も—・へで、しとどにぬれて惑ひ来にけり」〈伊勢・一〇七〉 2 前もって用意する。準備する。「かね...