まつ‐の‐うち【松の内】
正月の松飾りを立てておく期間。元日から7日、また15日まで。注連(しめ)の内。《季 新年》「子を持たぬ身のつれづれや—/荷風」
まつのお‐たいしゃ【松尾大社】
京都市西京区にある神社。旧官幣大社。祭神は大山咋神(くいのかみ)・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)。大宝元年(701)秦都理(はたのとり)の創建といわれ、平安京守護の神社。酒造の神として信仰...
まつのおちば【松の落葉】
江戸中期の歌謡集。6巻。宝永7年(1710)刊。「松の葉」にもれた歌を収録した「落葉集(おちばしゅう)」を増補・改訂したもの。 江戸後期の随筆。4巻。藤井高尚著。天保3年(1832)刊。神道...
まつのお‐でら【松尾寺】
京都府舞鶴市にある真言宗醍醐派の寺。山号は、青葉山。西国三十三所第29番札所。開創は、寺伝によれば慶雲年間(704〜708)、唐僧威光の開山。本尊は馬頭観音で、養老年間(717〜724)に泰澄が...
まつのお‐やま【松尾山】
京都市西京区にある松尾大社の裏山。標高223メートル。[歌枕]「ちはやぶる—の影みれば今日ぞ千歳の始めなりける」〈後拾遺・神祇〉
まつ‐の‐かど【松の門】
松飾りのしてある門。《季 新年》
まつ‐の‐くらい【松の位】
《秦の始皇帝が雨宿りをした松を大夫(たいふ)に封じたという故事から》 1 大夫(五位の官)の異称。 2 江戸時代、遊女の最高の地位。大夫職(たゆうしょく)。
まつ‐の‐けぶり【松の煙】
1 松をたく煙。 2 松明(たいまつ)の煙。「—のたなびきて」〈枕・一四二〉
まつ‐の‐こえ【松の声】
松風の音。松籟(しょうらい)。「陰にとて立ちかくるれば唐衣ぬれぬ雨降る—かな」〈新古今・雑中〉
まつ‐の‐こけ【松の蘿/松の苔】
サルオガセの古名。〈和名抄〉