グロス‐タイム【gross time】
マラソンで、スタートの号砲が鳴ってからゴールするまでの所要時間。→ネットタイム
グロス‐ミッチェル【Gros Michel】
バナナの栽培品種の一つ。房は大きく、カーブが少ない。1950年代まで、バナナの主要品種として広く栽培されたが、1950年代にパナマ病により壊滅的な被害を受け、キャベンディッシュ種への転換が進んだ。
クロス‐センサー【cross sensor】
AFカメラで被写体までの距離を計測し、ピントを合わせるためのセンサーの一。X字型のセンサーで、被写体の明暗差などを捉えて合焦するレンズの位置を算出する。一方向の明暗差にのみ対応するラインセンサー...
くろ‐みす【黒御簾】
歌舞伎の舞台で、下座音楽を演奏する場所。江戸では文政(1818〜1830)ごろまで上手(かみて)にあり、のち下手(しもて)になった。中の演奏者が客席から見えないように黒いすだれを下げるのでいう。
くろ‐さぎ【黒鷺】
サギ科の鳥。全長63センチくらいの全身黒色のサギ。白色のものもある。アジアの東・南部からオーストラリアまでの太平洋岸に分布。日本では本州以南の海岸に多い。
くろがね‐の‐ちょう【鉄の帳】
閻魔(えんま)の庁で、地獄に送る罪人の名を書いてあるという鉄の帳面。「かくまで重き罪科(つみとが)の、閻魔の前には—に付くと聞くものを」〈浄・卯月の紅葉〉
くろ‐しょいん【黒書院】
《「くろじょいん」とも》将軍や大名などの大規模な殿舎に設けられた書院。天井の格子、障子の縁、床框(とこがまち)に至るまで黒漆塗りとしたもの。多く、居間風の座敷として使われた。→白書院(しろしょいん)
くろ‐しょうぞく【黒装束】
頭から足元まで、黒い衣服を着けていること。また、その人。黒支度。
くろとかげ【黒蜥蜴】
広津柳浪の小説。明治28年(1895)発表。醜女お都賀が無頼の舅(しゅうと)を毒殺し、自殺するまでの人生を描いた、深刻小説の代表作。
くろ‐め【黒海布/黒布/黒菜】
コンブ科の褐藻。本州南部から九州までの沿岸に自生。カジメに似るがやや大きく、長さ1〜2メートルで羽状に分かれ、暗褐色、表面にしわがある。食用、またヨードをとる。《季 春》「岩窪に深き海ある—かな...