い‐つぎ【居接ぎ】
接ぎ木で、台木(だいぎ)を苗畑に植えたままの状態で接ぐ方法。→揚げ接ぎ
いとしぼ・い
[形]《「いとほしい」の「ほし」を逆さまにした語か。近世語》いたわしい。ふびんである。「折角(せっかく)恋になされた彼方(あなた)を、此のままで思ひ切るお前の心がいかにしても—・い」〈浄・嫩軍記〉
い‐ちょう【移調】
[名](スル)演奏上の都合から、楽曲の形をそのままにしながら、原曲より高く、または低く音域を移し変えること。
いち‐や【一夜】
1 日暮れから翌朝までの間。ひと晩。「眠れないままに—が明ける」 2 ある晩。「—友と語り明かす」
いつ【佚】
[音]イツ(漢) 1 抜けてなくなる。「佚文/散佚」 2 世間から抜け出す。「佚民」 3 気ままにのんびりする。「佚遊・佚楽」 [補説]「逸」と通用する。
いつ【厳/稜威】
(「いつの」の形で、またはそのまま体言に続けて用いられる) 1 斎(い)み清めたこと。神聖なこと。「—幣(ぬさ)の緒結び」〈祝詞・出雲国造神賀詞〉 2 勢いの激しいこと。威力の強烈なこと。「—の...
いつ【逸】
[常用漢字] [音]イツ(漢) イチ(呉) [訓]それる はやる 1 ある場所からさっと抜け去る。「逸出・逸走/後逸」 2 横にそれて逃れる。抜けて見えなくなる。「逸脱/散逸」 3 世間に知られ...
いて【凍て/冱て】
《動詞「い(凍)つ」の連用形から》寒気でこおりつくこと。こおったように感じられること。《季 冬》「庭草のよごれしままに風の—/白雄」「偶々(たまたま)咲懸ッた恋の蕾も、事情というおもわぬ—にかじ...
い‐どり【居取り】
柔道で、座ったまま相手の両手を取ったり、逆手を取ったり、振り放したりする形。
否否(いやいや)三杯(さんばい)
口では辞退して、勧められるままに何杯も飲むこと。遠慮は口先ばかりなこと。「いやいや三杯十三杯」「いやいや三杯、遁(に)げ遁げ五杯」などともいう。