みち‐まどい【道惑ひ】
道にまようこと。「あな覚えず。なでふ—ぞ」〈宇津保・蔵開中〉
まゆ・う【迷ふ/紕ふ】
[動ハ四]「まよう6」に同じ。「白たへの袖は—・ひぬ吾妹子(わぎもこ)が家のあたりを止まず振りしに」〈万・二六〇九〉
めぐら・う【巡らふ/回らふ/廻らふ】
[動ハ四]《動詞「めぐる」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」》 1 巡回する。めぐり歩き続ける。「とのゐたしかに—・ひてさぶらはせ」〈浜松・三〉 2 ためらってさまよう。躊躇(ちゅうちょ)する。「...
むみょう‐の‐ねむり【無明の眠り】
無明の境にさまようことを眠りにたとえていう語。
ほうろう‐しゃ【放浪者】
あてもなくさまよう人。
よう【遥〔遙〕】
[人名用漢字] [音]ヨウ(エウ)(呉)(漢) [訓]はるか 1 はるかに遠い。「遥遠・遥拝」 2 さまよう。ぶらつく。「逍遥(しょうよう)」 [名のり]すみ・とお・のぶ・のり・はる・みち
ゆう‐こう【遊行】
[名](スル) 1 遊び歩くこと。「外国に—して一時歓娯を極むるに似たれども」〈織田訳・花柳春話〉 2 さまようこと。「一度肉体死するや、其霊魂は、—して」〈宮本・伸子〉
やみ‐じ【闇路】
1 闇夜の道。 2 心が迷い分別のつかない状態。「恋の—をさまよう」 3 冥土(めいど)。死出の旅路。「—には誰かはそはむ死出の山ただ独りこそ越えむとすらめ」〈拾玉集〉
まど・う【惑う】
[動ワ五(ハ四)]《上代は「まとう」》 1 どうしたらよいか判断に苦しむ。「さて何と言ったものやら、有繋(さすが)に—・ったのである」〈紅葉・多情多恨〉 2 道や方向がわからなくなる。まよう。「...
ほう‐こう【彷徨/仿偟】
[名](スル)当てもなく歩き回ること。さまようこと。「晩秋の野を—する」