げん‐えい【幻影】
1 感覚の錯誤によって、実際には存在しないのに、存在するかのように見えるもの。まぼろし。「—におびえる」 2 まるで現実に存在しているかのように、心の中に描き出されるもの。遠い過去の情景や、願望...
そら‐うそぶ・く【空嘯く】
[動カ五(四)] 1 「そらとぼける」に同じ。「—・いて、まるで取り合うけしきがない」〈芥川・虱〉 2 相手をばかにした態度をとる。生意気な態度を示す。「ツンと—・き、烟草(たばこ)を環に吹いて...
せい‐はんたい【正反対】
[名・形動]全く反対であること。まるで逆なこと。また、そのさま。「—な(の)考え方」
ぜん‐ぜん【全然】
[ト・タル][文][形動タリ]余すところのないさま。まったくそうであるさま。「—たるスパルタ国の属邦にあらずと雖も」〈竜渓・経国美談〉 [副] 1 (あとに打消しの語や否定的な表現を伴って)...
しろ‐の‐きゅうでん【白の宮殿】
《Palazzo Bianco》イタリア北西部、リグリア州の都市ジェノバにある宮殿。16世紀にグリマルディ家のために建造。名称は白い外壁に由来する。現在はファン=ダイクやルーベンスなどのフランド...
サンティレーネ‐きょうかい【サンティレーネ教会】
《Chiesa di Sant'Irene》イタリア南部、プーリア州の都市レッチェにある教会。16世紀末から17世紀半ばにかけて、フランチェスコ=グリマルディの設計により建造。ファサードと内装に...
しっ‐かい【悉皆】
[副] 1 残らず。すっかり。全部。「少しも包み隠さず、—話して了(しま)って」〈二葉亭訳・めぐりあひ〉 2 まるで。「白いふんどしで、かごの胴中をくくった所は、—おやしきの葬礼といふものだ」〈...
けん‐がく【研学】
[名](スル)学問を研究すること。「体操—とは、まるで相反する性質の者に候えば」〈逍遥・当世書生気質〉
くすぶ・る【燻ぶる】
[動ラ五(四)] 1 物がよく燃えないで、煙ばかりを出す。「生木が—・る」「焼け跡が—・る」 2 煙のすすで黒くなる。すすける。「天井が—・る」 3 争い事などが表に現れずに、また、完全に解決し...
大姦(たいかん)は忠(ちゅう)に似(に)たり
《「宋史」呂誨伝から》大悪人は、巧みに自分の本性を包み隠して、主君の気に入るように勤めるから、まるで忠臣のように見える。