み‐こき【御国忌】
「国忌(こっき)」の敬称。「十一月(しもつき)の朔日(ついたち)ごろ—なるに、雪いたう降りたり」〈源・賢木〉
みこころ‐を【御心を】
[枕]《「を」は間投助詞》み心が広い、長い、よいの意から、「広田」「長田」「吉野」などの地名にかかる。一説に、み心を寄す意からとも。「—吉野の国の」〈万・三六〉
み‐こし【見越し】
1 隔てている物の上を越して見ること。 2 将来を見通すこと。予測。「屋体骨が張って行けるという—がつかんことにや」〈秋声・新世帯〉
み‐こし【御輿/神輿】
1 神幸のとき、神霊の乗り物とされる輿。形は四角形・六角形・八角形などで、屋根に鳳凰(ほうおう)・葱花(そうか)などを飾り、台には2本の担ぎ棒をつける。しんよ。おみこし。《季 夏》 2 (御輿)...
みこし‐あらい【神輿洗い】
祭礼の前後に神輿を洗い清める儀式。特に、京都八坂神社の祇園会(ぎおんえ)の際に鴨川で行われるものをいう。《季 夏》
みこし‐うり【見越し売り】
「思惑(おもわく)売り」に同じ。
みこし‐がい【見越し買い】
「思惑(おもわく)買い」に同じ。
みこし‐じ【三越路】
越前・越中・越後の3国。また、この3国へ行く道。越路。「—の雪降る山を越えむ日は留まれる我をかけて偲(しの)はせ」〈万・一七八六〉 [補説]一説に、「み」は接頭語で「越路」の美称とも。
みこし‐にゅうどう【見越し入道】
化け物の一。巨大な坊主姿で、屏風(びょうぶ)の上などに現れ、見上げれば見上げるほど背が高くなり、また首が長くなるという。
みこし‐の‐まつ【見越しの松】
塀ぎわにあって外から見えるようにした松の木。