みやま‐ざくら【深山桜】
1 バラ科の落葉高木。深山に生え、5月ごろ、若葉が出てから白い5弁花を総状につける。葉は長円形で先がとがる。しろざくら。 2 深山に咲いている桜。「優曇華(うどんげ)の花待ちえたる心地して—に目...
みやま‐し【みやま市】
⇒みやま
みやま‐しきみ【深山樒】
ミカン科の常緑低木。関東以西の山地に自生。高さ約50センチ。葉は長楕円形で先がとがり、枝先に集まってつく。雌雄異株で、4、5月ごろ、枝先に白い小花を円錐状につけ、紅色の実を結ぶ。につつじ。《季 冬》
みやま‐しろちょう【深山白蝶】
シロチョウ科のチョウ。高山チョウの一。翅(はね)の開張6.4センチくらい。スジグロシロチョウに似るが、翅は半透明。幼虫はメギなどの葉を食べ、糸をはいて共同の巣を作って暮らす。
みやま‐じ【深山路】
深い山の中の道。「—に今朝や出でつる旅人の笠白妙に雪つもりつつ」〈経信集〉
みやまじし【御山獅子】
地歌・箏曲(そうきょく)。手事(てごと)物。竹中墨子が作詞し、菊岡検校が三味線曲として作曲、八重崎検校が箏の手をつけたもの。伊勢神宮近くの名勝を四季に配し、太神楽(だいかぐら)の獅子舞を加えた曲。
みやま‐とうげ【深山峠】
北海道の、美瑛(びえい)と富良野の間にある峠。頂上に展望台があり、十勝岳連峰を見渡すことができる。
みやま‐とべら【深山海桐花】
マメ科の常緑小低木。関東以西の深山に生え、高さ30〜60センチ。葉は3枚の小葉からなる羽状複葉。小葉は楕円形で厚く、つやがある。初夏、白い花を総状につける。実は黒紫色に熟し、中に種子が1個ある。
みやま‐はんのき【深山榛の木】
カバノキ科の落葉低木または高木。本州中部地方から北にみられ、高さ2〜10メートル。葉は楕円形で、縁に細かいぎざぎざがあり、裏面が粘つく。5、6月ごろ、尾状の雄花穂と短い円柱状の雌花穂とをつける。
みやま‐びゃくしん【深山柏槙】
イブキの変種。幹は地をはい、葉はうろこ状であるが、針状のものもまじる。雌雄異株。高山や北地の海岸などに生え、庭に植えることもある。古木をシンパクとよび、盆栽にする。