みょう‐らん【冥覧】
「冥見(みょうけん)」に同じ。「死後には—明らけく」〈浄・先代萩〉
みょう‐り【名利】
名誉と利益。また、それを求めようとする気持ち。めいり。「—を求める」
みょう‐り【冥利】
1 仏・菩薩(ぼさつ)が人知れず与える利益(りやく)。 2 知らず知らずの間に神仏から受ける利益や恩恵。また、善行の報いとして受ける幸福。「—がいい」 3 ある立場にいることによって受ける恩恵。...
冥利(みょうり)が悪(わる)・い
神仏の加護を受けられない。また、ありがたすぎて、ばちがあたる。「負債を返さないでは、余り—・いでないか」〈鏡花・化銀杏〉
冥利(みょうり)に尽(つ)・きる
その立場にいる者として、これ以上の幸せはないと思う。「教師として—・きる」
みょう‐りょ【冥慮】
神仏のおぼしめし。目に見えない神仏の心。「仏陀の—にそむくべからず」〈平家・二〉
みょう‐れい【妙齢】
《「妙」は若い意》若い年ごろ。特に、女性の若い年ごろ。妙年。「—の婦人」 [補説]近年、容姿や行動のあか抜けた中年以上の女性についてもいうことがある。
みょうれん‐じ【妙蓮寺】
京都市上京区にある本門法華宗の大本山。山号は、卯木山。開創は永仁年間(1293〜1299)と伝える。開山は日像。天文法華の乱後、現在地へ移転。