道(みち)も狭(せ)に
道も狭くなるほどに。道いっぱいに。→狭(せ)「吹く風をなこその関と思へども—散る山桜かな」〈千載・春下〉
みちもり【通盛】
謡曲。二番目物。井阿弥(せいあみ)作、世阿弥改作。平家物語などに取材。阿波の鳴門浦で読経する僧の前に、平通盛夫妻の霊が現れ、夫の戦死と妻の入水(じゅすい)のありさまを語る。
みち‐もり【道守】
道路や駅路を守る人。ちもり。「—の問はむ答へを言ひ遣らむ」〈万・五四三〉
み‐ちゃく【未着】
まだ到着しないこと。まだ届かないこと。「—品」
ミチューリンスク【Michurinsk/Мичуринск】
ロシア連邦西部、タムボフ州の都市。レスノイボロネジ川沿いに位置する。旧称コズロフ。1932年に果樹園芸家ミチューリンにちなんで現名称に改称された。17世紀にタタールの侵入を防ぐために築かれた要塞...
みち‐ゆき【道行き】
1 道を行くこと。また、旅をすること。 2 舞楽で、舞人が楽屋を出て舞台上の所定の位置に着くまでの間。また、その間に奏する音楽。みちき。 3 謡曲で、旅行の経過を内容とする平ノリの謡。ふつう上げ...
みちゆき‐うら【道行き占】
「辻占(つじうら)1」に同じ。「玉桙(たまほこ)の—の占正(うらまさ)に妹は逢はむと我に告(の)りつる」〈万・二五〇七〉
みちゆき‐ごろも【道行き衣】
旅行のときに着る衣服。旅衣(たびごろも)。「春雨はいたくなふりそ旅人の—ぬれもこそすれ」〈金槐集〉
みちゆきたびじのはなむこ【道行旅路の花聟】
歌舞伎舞踊。清元。三升屋二三治作詞、清元栄次郎作曲。天保4年(1833)江戸河原崎座初演。「仮名手本忠臣蔵」三段目の「裏門の場」を舞踊化したもの。通称、落人(おちゅうど)。
みちゆき‐づと【道行き苞】
旅行のみやげ。「をみなへし秋萩折れれ玉桙(たまほこ)の—と乞はむ児がため」〈万・一五三四〉