みな‐の‐わた【蜷の腸】
[枕]「か黒し」にかかる。かかり方未詳。蜷の腸が黒いところからとも、焼いた肉が黒いところからともいう。「—か黒き髪に何時(いつ)の間か霜の降りけむ」〈万・八〇四〉
ミナハサ‐はんとう【ミナハサ半島】
《Semenanjung Minahasa》インドネシア中部、スラウェシ島北部にある東に延びる半島。中部スラウェシ州および北スラウェシ州に属す。ミナハサ人が多く居住し、キリスト教徒が大半を占める...
みな‐ひと【皆人】
すべての人。あらゆる人。「—、乾飯(かれいひ)のうへに涙おとしてほとびにけり」〈伊勢・九〉
みなべ
和歌山県南西部、日高郡の地名。千里浜はウミガメの産卵地として知られる。
みなまた【水俣】
熊本県南部、八代(やつしろ)海に面する市。明治後期から化学工業が盛ん。湯之児(ゆのこ)・湯出(ゆのつる)温泉がある。人口2.7万(2010)。
みなまた【水俣】
土本典昭監督によるドキュメンタリー映画の題名。副題は「患者さんとその世界」。昭和46年(1971)公開。昭和44年(1969)、チッソを相手どり訴訟を起こした世帯を中心に患者たちの姿を追い、水俣...
み‐な‐また【水派/水俣】
《「な」は「の」の意の格助詞。「水(み)の叉(また)」の意》水の流れが分かれる所。
みなまた‐し【水俣市】
⇒水俣
みなまた‐じょうやく【水俣条約】
《「水銀に関する水俣条約」の略称》人為的に排出される水銀やその化合物から人の健康や環境を保護することを目的とする国際条約。2013年に熊本市で署名され、2017年発効。水銀条約。 [補説]有機水...
みなまた‐びょう【水俣病】
有機水銀による中毒症。中枢神経が冒され、手足のしびれ、言語障害、目や耳の機能喪失を起こし、重症では死亡することもある。水俣市に昭和28年(1953)ごろから発生。チッソ水俣工場の廃水中に含まれる...