こうぶ・る【被る/蒙る】
[動ラ四]《「かがふる」の音変化》「こうむる」に同じ。
こう‐しょう【翺翔】
[名](スル) 1 鳥が空高く飛ぶこと。「籠より出だして—せしむるが如く」〈鴎外訳・即興詩人〉 2 思いのままに振る舞うこと。「嗚呼時不祥にして鴟梟(しきょう)—、讒諛(ざんゆ)志を得」〈東海散...
こう‐と【鴻図/洪図】
大きな計画。遠大なはかりごと。「—を固むるは諸卿の業」〈河上肇・貧乏物語〉
こう‐き【興起】
[名](スル) 1 勢いが盛んになること。また、盛んにすること。「民権を—し」〈福沢・文明論之概略〉 2 奮いたつこと。「人民をして観感—せしむることは」〈中村訳・西国立志編〉
心(こころ)に染(そ)・む
(「染む」が五(四)段活用の場合)気に入る。心にかなう。「—・まない結婚をすすめられる」 (「染む」が下二段活用の場合)深く心を寄せる。傾倒する。「皆人の—・むる桜花いくしほ年に色まさるらむ...
こい‐の‐やま【恋の山】
恋にまどう心を、踏みこんで惑う山路にたとえた語。「—繁き小笹(をざさ)の露分けていりそむるよりぬるる袖かな」〈新勅撰・恋一〉
こう‐がい【公害】
事業活動などの人為的な原因から、地域住民や公共一般がこうむる肉体的、精神的、物質的な種々の被害や、自然環境の破壊。大気汚染・水質汚濁・土壌汚染・騒音・悪臭・振動・地盤沈下など。
ご‐おん【御恩】
1 他人を敬って、その人から受ける恩をいう語。「—をこうむる」 2 封建社会で、主君が臣下に対して与える恩恵。具体的には所領や種々の職(しき)を給与される。→奉公(ほうこう)
こころ‐いきおい【心勢ひ】
気迫。気力。「まだ—なかりければ、とどむる勢ひなし」〈伊勢・四〇〉
けん‐とう【圏套】
1 鳥や獣を捕らえるわな。また、策をめぐらすこと。 2 縄張りのうち。勢力圏内。「学術の事は、務めて俗流を支配する官等位階の—を脱せしむるに如かず」〈雪嶺・偽悪醜日本人〉